魔術師→祓魔師

アメツキ
@black_a_dream

01.

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『...お久しぶりですね。八百やおぞうさん』

「! 間桐まとうの...!」


 正十字騎士團基地最深部内にて、“特別危険悪魔部位”に指定され封印されていた“不浄王の左目”が何者かによって奪われ、同時刻、こちらは未遂だったが、“不浄王の右目”を封印する京都出張所深部も何者かの襲撃を受けた。

 正十字騎士團からは増援部隊が派遣され、その一行いっこうは虎屋旅館に逗留することになり、虎屋旅館に着くと海琉は京都出張所所長である志摩しま八百やおぞうの元に顔を出した。


「そうか、海琉さんも来たんか」

『無理に起き上がらないでください。

 傷にさわります』


 起き上がろうとする八百造に、静止の言葉をかける海琉。


「大したことあらへん。

 二週間で治るいう話や」

『...そうですか』


 ほっと、息を吐く海琉。


「向こうでも元気やったか?

 もんさんたち心配してはったよ」


 八百造がいう“史紋”とは、海琉の祖母である、とうもんのことだ。

 海琉の両親と祖父は“青い夜”の時に亡くなり、海琉の母の姉である伯母と祖母が、海琉を育てた。伯母は祓魔師で、祖母は年齢を理由に祓魔師を引退している。


「たまには顔見せに行きや?」

『はい』


 照れたように笑う海琉に、八百造は「他のもんにはうたか?」と聞いた。


『まだ、誰にも』

「ほんなら、柔造じゅうぞうたちにも会ってぃ。

 あいつらも魔障受けてな。

 大部屋の方におるはずや」

『そう、ですか。...わかりました。

 ...今、ぼんたちも来ると思いますよ』


 そう言葉を残して、海琉は八百造の部屋を出た。


◇◇◇


 八百造に言われた“柔造たちのいる大部屋”に向かう海琉。

 海琉は、自分が向かっている方向が何やら騒がしいなと感じると、呆れたようにため息をつき、目を片手で覆った。