Magical🔫Survivors[リメイク]

なつきち
@nextthe777

2日目:幻のキミ

「また…だ…!!また頭痛がっ…!!」

視界がフラついた。

「は、春人!」

あぁ…これで何度目なんだろうか…?


俺は倒れてしまった。

…俺の身はこのままどうなっていくのだろうか。


「さぁ、帰ろう?姉さんに話したいこと、たくさんあるんだ。」

''…エリー…それが君の名前だったはず。''

これは…なんだ?

女性の声が天の声の様に俺の耳に響き渡る。


どうして俺は、真っ白で何も無い、誰もいない、そんな世界にいるんだ?


俺は…迷走しているのか?


「あら?なんで私って分かっちゃったんだろう?」

また謎の記憶がさえぎった。

…うん?…記…憶…?自分で思っておいてアレなんだが…これは記憶なのか?

''そう…いつまでもあなたエリーと一緒だった。''

また天の声が聞こえた。

君は何処にいるの?ぺちゃくちゃ喋ってないでいい加減、天の声の正体が見てみたい。


「メグ!!」

「はいっ!!」

''…いろんな人と戦争をした…。''


…迷走…いや、走馬灯…?…いやいや、俺には知らない思い出だ。

''ねぇ、思い出したい?''

また天の声…だと思ったらそうではなく、今度は目の前に1人の女性が現れた。

この女性は…そうか、あの時の…ゲームが始まる前に会った金髪のロングヘアの女性…。

https://cvel.jp/book/29015/chapter/57285/


俺はこの人に問いたいことがたくさんある。

「君は何者?」

''私はティニー。私は…あなたの過去の姿よ。''

「…え?」

俺の過去の姿…。

正直、彼女の言っていることがまったく理解できなかった。

''あなたは私だった…私はあなただった…。

そう…今、目の前にいる私はあなたの前世の姿なの。''

「な…。そんなの突然言われても…なんて言ったらいいか分からないよ…。」

''…そうだよね、ごめんなさい…でもそうなの。

…ねぇ、知りたい?前世の記憶。''

知りたい…でも、知るのが怖い。

今の俺の脳内は『矛盾』と言う文字そのもののかたまりで埋め尽くされていた。

そして、中々決断できない自分に少し苛立った。

「…………知りたい。」

''…そっか…ありがとう、やっとあなたと話せたわ。''

そう言った彼女は成仏したかのようにそっと消えていった。