ねこのいこい

✿*. 𝕟𝕚×𝕟𝕒✿𝕤𝕙𝕚𝕡𝟡.𝟜 ❀.*・゚
@solabell9601

ねこのであい

抜けるような青空、白い雲。

彩度の高い青空に、眩しい太陽が草花を照らす。

心地よい風の吹く、晴天の惑星ナベリウスで寝転がっている少女がひとり。


「あ〜!!……つかれたぁ…!!」


長い金髪をツインテールに結わえ、桜色の瞳を快晴の空に向け今しがた終わった任務に対してのぼやきを大声で叫ぶ。

彼女の名はウィルベル。年より少しばかり幼く見えるが、12歳。アークスになって3年目。

まだまだ任務にも不慣れ、やっと最近任務中に出会った人と話せるくらいの心の余裕が出来てきたくらいだ。


「1人はしんどいな〜…」


まだ幼いゆえに、あまり1人で任務に来ることはないのだが、いつも一緒に来る相棒も家族も居候も全員出払っていて今日は1人。

寝転がったまま空を見上げてため息をつく。


「…ふぅ…」


戦闘は得意な方で、フォトン適性もある。

でも、やっぱり1人は気が抜けないのだ。


「…今日は疲れたよね、おまえも」


タリスを太陽に掲げて陽光に反射させる。

キラリと光るそれは、ベルの愛用する武器だ。

クラス適性は幅広くあるが、フォースが一番やりやすかったらしく自らの内にある力を放出するには最適だと思いこのクラスをメインにしている。


「…だめだぁ…眠くなる…」


疲れた身体を起こし、大きなあくびをしてからぶんぶんと顔を左右に振り、伸びをして立ち上がる。


「…帰ろ」


その足どりは決して軽快なものではない。

ご自慢の猫耳のアクセサリデバイスも心做しかしょげてしまっている。

彼女はまだ12歳。1人で寂しいのはしょうがないと言えばそうなる気がする。


「はっ!?今日は帰ったらゆーにぃの特製アップルパイがあるはず!!やった!元気出てきた!」


料理得意な兄の作ったご褒美のおやつのことを思い出し先程とは打って変わってネコミミをぴーんと立てて嬉しそうにする。

気分の切り替えが早いのだ。

浮かれた足で鼻歌を歌いながらスキップで帰路を急ぐ。


————その時、



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