トライアングル

コトドリ
@DLqVJ8YZYk2cABf

2.一目惚れ

俺の名前は倉橋 柳也。成績優秀、運動完璧、容姿も良くて、友達も多い。まぁ、言うならば「完璧」だな!そんな俺がクラスを、はたまた学校を仕切るようになるのは当たり前だ。武力で俺にかなうやつはいない。何故なら生まれ持った能力も完璧だからだ。重力を操る、この能力は一見戦闘に向いていないと思われがちだが、相手が攻撃する前に相手を地面にめり込ませ、身動きを取れないように出来るのだから、よくよく考えると最高の能力だろう。

そんな俺が仕切るこの学校に新しい教師が2人、片方はあろう事か、俺のクラスの担任になった。ちびで、寝癖ついてて、鈍感で、だっさいマスクをしている。ちょーいけてない教師。最高に俺のおもちゃな教師。俺はあいつが赴任してきて以来、毎日毎日嫌という程あいつをからかってきたが、そのからかいを、嫌がらせだとも思わない馬鹿だっため、そろそろ俺の心が折れそうだ。

俺の日課のあいついじりは昼休みもだ。いつも通りあいつのいる国語準備室まで向かう。


ガラガラガラ


「失礼しまーす、せんせー今日もからかいに.....」


扉を開けた瞬間、 ぶわぁっと風が吹いて、そこらじゅうに舞い上がったプリントが、光に反射して、まるで天使の羽みたいに見えて。

白い髪をゆらして...。

真っ白な肌に、綺麗な緑色の瞳、少し赤みがかった唇に、細い腰つき。


あ.......好きだ。


.........................。 いやいやいやいやいや!ダメだって、好きだとかじゃなくて、てかっ、こいつ誰だよ!こんな綺麗なヤツこの学校になんているわけなっ

「あぁ、柳也君。また来たんですか?」


こっの声。まさか!

「おっま、え、まっ、さか、せ、んせー....」

「はい、何を言っているんですか?....あぁ、今日は風邪が治ったので、マスクは外してきたんです。もう、ださマスクって笑わないで下さいよ?」

笑わねぇよ、てか!笑えねぇよ!!

こちとら大変な心境になってんだよ!


キーンコーンカーンコーン


「あ!チャイムなっちゃいました、教室に戻ってください」


その後のことはあんまし覚えておらず、気がついたら学校を、早退し、自宅のベットで、寝転んでいた。

「俺があいつを.........さすがに不味すぎるぞ俺!きっとあれは幻覚だ!寝て忘れよう.....。」

その後俺は寝てみるものの、次の日起きたら、忘れているわけもなく。数日学校を休むこととなった。