君の隣。

暇人参謀タカノ@原稿中
@thunder1911

第1話(上)〜ようこそNestへ〜

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目的地に着くと、背筋が凍る風景を目の前に固まる。


地面に転がってる人達を見る。


かつてそこには命があった人々が横たわり、熱を失っている。


自分が息をしているのかわからない。

自分が両脚でしっかり、立っているのかも...わからない。


しばらく周りの時間がゆっくり動くように感じた。



「オプティマス!!やっと着いたのか!!早く援助をしてくれ!あちら側に数体のトランスフォーマーがいる!」


こちらに駆け寄って来た軍人は武器を構えたまま、テロリスト側に着いているトランスフォーマーがいる方向へと指を指す。


「了解した。ビルに設置された爆弾を彼女に解いて貰う。その為に、援護が必要だ。」


「...ああ、君がサウンドウェーブが見つけたエリザベス・フローレスか。早速で悪いんだけども、俺の自己紹介と着替える時間は無さそうだ。爆弾解除だけ頼むぞ」


「は、はい!」


今は格好を気にしてる場合じゃない。

これ以上の犠牲者が出ない為にも、早く解除しなくてはならない。


「援護にバンブルビーとジャズを付ける。頼むぞ、エリザベス」


「器具だけを貸してください。」


「そこに積んである。急いで持って場所に向かってくれ!」


手際よく器具を組み立てていき爆弾が設置されれいるとされる場所へと急ごうとした瞬間に壁から、車が二台突き破ってきた。


正直、突然すぎて心臓が口から出るんじゃ無いかと思った。


「待たせたなプライム。援護する相手は何処だ?」


『"Hi""俺に背中を任せておきな!"』


黄色と黒いラインが印象的なシボレーカマロとシルバーのポンティアック・ソルティスが変形して此方を見た。

黄色のトランスフォーマーは声が無いのか、はたまた喋らないのか分からないけども、所々ラジオや映画、ドラマから取った音声を取り会話している。


「では、頼むぞ」


「了解!」


急いでシボレーカマロに変形したトランスフォーマーの中へと入り助手席に座った。

ご丁寧にシートベルトをさせられるとそのまま壁に突っ込みながらも、目的地へと急いでいく。落ち掛ける眼鏡を抑えながら、シートにしがみつく様に両手をぎゅっとベルトを握った。


ああ...ビルの中なのになぁ...。


なんて事を考えながら、テロリスト側のTFと戦闘を始めたオプティマスの姿が見えた。

彼の無事を心の中で祈る。

この二機のTFも、無傷でいられるように祈る。


『"私は""バンブルビー!!"...."後ろの奴は""アイアンハイド"』


呑気に自己紹介をして来たのは声を発しない今乗っているTF。どうやら彼の名前はバンブルビー。


「バンブルビー...」


『"レディ""大丈夫だ、俺らが着いている"』


「...ありがとう」


爆弾解除で頭の中を整理するのに精一杯で、もし間違えたらどうしようかとか、そんな事を考えていて緊張し続けているのに、気が付いてしまったのだろうか。


少しだけ、気持ちの余裕が出来た気がした。


『もうすぐ着くぞ!ビー、エリザベス!』


『"おうよ!"』


「わ!?」


一気に加速して最後の壁を銃で壊し中へと入るとそこには







一面が大型爆弾に覆われていた。





車内から外に出るとジャズとバンブルビーは人型へとトランスフォームする。


「危ない....もう少しズレてたら爆発してたな」


「冗談でもそんなこと言うのやめてくださいっ」


「"ラチェット""と""キュー"、"もうすぐで着くそうだが""遅いぞ!"」


「ラチェットと...キュー??」


「俺たちの軍医と科学者だ。時間がかかるみたいだから先に作業に取り掛かっても良いぞ。敵が入って来ても、守るのが俺らの今の任務だからな」


ジャズは前に出て出入り口を見張り始めた。

バンブルビーも私の近くにいながら援護してくれてる。

今の内に、早く解除に取り掛かる作業に入らないと...お母さんが...皆んなが死んでしまう。

それはどうしても、阻止しないといけない。


手が震える、息が出来ない。

目眩がする...。


「..."大丈夫だ""エリザベス"」


バンブルビーが落ち着かせるために選んでくれた声は、今は戦っている彼らの総司令官のものだった。


自然と心が落ち着き始める。ボサボサの髪を適当に何時ものお団子にしてライトを加えて、作業をする。持って来たPcと繋げて情報をハッキングしながら爆弾を慎重に解除していく。


最新の爆弾は、アナログ式で作動しない。

だからハッキングしやすいのだ。


背後から聞こえる別の声と銃声はまるで遠い記憶の様だった。


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