君の隣。

暇人参謀タカノ@原稿中
@thunder1911

第1話(上)〜ようこそNestへ〜

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「見つけたぞ」


"彼"は微笑んでこちらを振り向く。

なんとなく、久しぶりに春風の様な香りが頰に触れた。


ー...私は、まだ夢を見ているのだろうか...。


そんな錯覚を起こすくらいに、その大きな存在は通りすがる人々の視線を奪う位に逞しいかった。


___第一話(上)、ようこそNestへ_____


気が付いたら、そのトランスフォーマーが目の前にいた。

びっくりして小さく悲鳴を上げて転んでしまう。

生まれて初めて、トランスフォーマーという生命体を目にするから、私は当然の反応を見せた感じだった。

"彼"は申し訳なさそうに「驚かせてしまったな、すまない」と謝って来た。

正直、こちらが勝手に驚いただけであるのに...。


「...君は先日のテロリストの新型爆弾の解除をした"エリザベス・フローレス"だな。」


開いてた口が更に開く。

何故、名乗ってもいない私に名前を知り、更に誰にも話していないはずの事を、当然のように知っているのだろうか?


「えっと...?」


「すまない、名乗りもせず。...私の名前はオプティマス・プライム。トランスフォーマー達の総司令官だ。」


「あ、えと...私は...ご存知の通り....エリザベスで...す」


怖くてごにょごにょと篭った声で挨拶するも、相手はしっかりとその大きな耳で聞き取っていた。


嗚呼、なるほど....これだ。私は自分の自己紹介が出来ない人だから....。

とかそんな事を半泣きで思い返してた。


「そうか。早速ですまない。君をNestに入隊したいと言いたいのだが....時間がない、早速任務に一緒に同行して欲しい」


「え!?」


そしてオプティマスは、見かけによらず凄く強引であると、この日初めて知る事になった。


私をいとも簡単にひょいっと人差し指と親指で持ち上げられて、そのまま車内へと入れられた。


「ま、まって!??!おかしいですよ!!!これは拉致って言うんですよ!!!!?」


『ええい!別のテロリストが爆弾しかけてるんだ!!!君の力が必要だ!!!』


ああ...私の春風は一気に.....夏の熱風に変わった瞬間だ。


「しかも、私...っまだパジャマじゃない!!!歯磨きと顔を洗い済ませたのがまだマシだけどっっ」


『レノックスに君の制服を用意するように頼んである。現地で着替えて作業に向かってくれ』


「自分勝手ですねっ」


私...これでも女性よ...!!!


内心そう叫んだものの、どんなに抵抗しても、もうこの車内から出れないと自覚した。

だってあっと言う間に、....アパートがご飯粒のように小さく見えてるんだからかなりのスピードで走ってる。もし出れても、恐らく待ち受けるのは、天国か地獄の扉だ。


「...そういえば何処に向かっているのですか?」


『エンパイアステートビルだ』


「!」


高層ビルを狙うのか...ありきりだと思うけど、テロなら被害を大きく出す為やりかねない。それにあそこは...。


「....そこの道に曲がってください。近道を教えますが....かなりの細道なので、クラッション....ずっと鳴らしてて下さい。貴方をナビゲートします」


『...ああ、頼むぞ...エリザベス』


これで少しでも人が救えるのなら...。という思いが込み上がった。

それと共に、"大事な人"を守れる気がした。下手な仕事より、私は正直...こういう事をする方が得意気がした。





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