君の隣。

暇人参謀タカノ@原稿中
@thunder1911

第零話〜出会い〜

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救世主になんてならなくて良い。


ただ、大切な"家族"を守りたい為だけに、


私はこの"戦い"を引き受けた。


そして、地球で戦争をして数百年、メガトロンと和解し、永久平和条約を結び戦争は終わった。


我々に再び平和が訪れた瞬間でもあった。


しかし、物語はいつも良い様には終わらず、平和と引き換えに多くを失った。

激しい戦争が産んでしまった故郷セイバートロン星の悲惨な結果と失った多くの仲間や家族、同胞達のスパークは多くの同士を悲しませたのは、言うまでもなかった。


勿論、私の愛した者も散ってしまった。


だが、そんな悲しみも時間と共に埋めて行き、トランスフォーマー達は地球ココでの暮らしにすっかり馴染んでしまった。

ディセプティコンだったバリケードとサウンドウェーブが、警察と協力して長年追っていた殺人犯を見事に見つけ捕まえた。

その栄光を讃えて表彰され、鼻を高くしていたのは、まだ記憶に新しい。


しかし、ここ最近、テロリストが多くなっている。特に最新型の爆弾は今の人間達には解読が難しいものになってしまった。


我々が向かうまで、かなりの時間がかかってしまう。その為短時間で解除しなくてはならなかった。


だが、目的地に到着した時、人間には難関が高いばずの爆弾システムの解除を解いた者が我々より先にいた。


遠くからでも確認できる、黒い髪にコバルトブルーの瞳、大人しそうな女性だった。

その姿はまるで...嘗ての恋人を思い出した。



爆弾を解除するとすぐ様に逃げて行ってしまい、追いかける頃には姿を見失ってしまった。











________第零話、出会い______


「エリザベスさん、エリザベスさん!!いい加減に家賃払って頂戴!!貴女、こもりっぱなしで一ヶ月も家賃払ってないじゃない!早く仕事先見つけて、お金払ってよ?!でないと警察を呼んで此処から追い出すんだから!」


ボロいアパートのドアを激しく叩く音でゆっくりと目を覚ます。

ドア、脆いから叩かないでほしいなぁと思いながらも、原因は自分にあるのだから仕方ないと呆れながらゆっくりと返事をする。


「すいません、まだどこの面接にも受からなくて...。ごめんなさい、必ず払いますから」


これで何度目だろうか。

親にいい大学行かせてもらったのに、未だに仕事先が見つからない。

卒業したての頃は、自信に溢れてた自分なのに、...何処がダメだったのか。他の人より引っ込み思案が影響してるからなのだろうか。


最近、外にも出ていない。

テロに巻き込まれて、正直外が怖い。


「はぁ...爆弾解除は簡単だったのに、仕事見つけるの...難しいなぁ....」


ため息をついて窓の外をみた。


面接で爆弾装置の解除をしたとアピールしても、それは一体何の為になるのだろうかと、ずっと黙っていたが、そろそろアピールしてもいい気がする。


そんな事を思っていたら、何かに導かれるように、赤と青が目立つピータービルト379が自然と目がいった。

とても磨きがかかっていて綺麗な塗装、滑らかなラインに、強く頑丈そうで正直かっこいいなぁと思っていたその時、それが突然変形しだして、こちらを振り向いて微笑んで来た。



「見つけたぞ」



え.....私は....まだ寝ていたっけ....??



これが、私が生まれて初めて出会ったトランスフォーマーであった。