Blanchelismemories

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@solabell9601

Trésor Lumière

まだ、研究室の明かりがついてる。

きっとダーダネラがこんな時間なのに起きてるんだ。

…あの人、研究に没頭すると寝ないから、心配。


「…ダーダネラ」

「…おやエミリィさん。こんな時間に何か御用ですか?」

「………。…遊びに来たの」


ほんとは寝た方がいいよって言おうとしたんだけど、なんだかダーダネラが楽しそうだったからやめておいた。…私って結構彼に甘い気がする。


「それはそれは。夜更かしはあまり女性にはお勧めしませんが、貴方にそう言っても聞き入れてくれそうにありませんね」


それはあなたにそっくりそのまま返したい。強情なのは似た者同士。


「…隣、いい?」

「はい、どうぞ」


そう言って私が近づくと、もともと来ることでも予測していたのか分からないけど椅子を出してくれた。

…私以外に来る予定のある人が居たのかな、なんて思うと少しだけもやっとしたけど、言わないでおく。


「…徹夜続けてるでしょ」

「フフフ…数日前にとても良い調合を思いついてしまいましてね…!それからもう楽しくて仕方がありません…」

「…そんな顔してるよ」

「ですがさすがに3日目にもなると…ふぁ…眠たいですね…」

「寝ちゃったら私が続きやっておこうか?」


冗談のつもりで言ってみたのだけど、ダーダネラは目を見開いて驚いた顔をする。


「……フフ、エミリィさんには難しいでしょうね」

「…私もそう思う」


なんだろ。…一瞬驚いただけで、すぐいつもの表情に戻っちゃった。


「完成させたら試薬のテストをあなたにお願いしますよ」

「任せて。…ダーダネラの力になれるならなんでもするよ」

「それは頼もしい限りです」


そう言って作業に戻るダーダネラ。

…でも、三徹はさすがの彼にも厳しかったみたいで。


「…寝ちゃった…」


暫く作業を黙って見ていたら、すぐ隣にいる私に寄りかかっていつの間にか寝てしまった。

…でも、この人誰かと約束があるなら起きてるはずだし…私以外の来客がいなかったことにちょっとだけ嬉しさを覚えた。

…それに、私の隣で寝ちゃうってことは…気を許してくれてるんだなって。


「…おやすみ」


聞こえないだろうけど、なんとなく言いたくなってしまって。

私も、安心したら眠たくなってきちゃった。

ダーダネラの肩によりかかって目を閉じる。



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