キミの横顔。私の隣。

☆永遠☆@低浮上
@1123_towa_towa

夏休み

高校二年生の夏。


補習のためこの暑い中わざわざ学校に来た。


……まぁ私が悪いんだけど。


補習は講義室Ⅰで行われた。


補習が終わり、ほんの好奇心で誰もいないであろう教室へ訪れた。


(誰もいない教室って……どんなのだろう。)


普段は先生に注意されるほどのうるさい私のクラス。


そんなクラスがうるさくないとどうなのか少し興味があった。


当たり前のように教室のドアに手を掛け開ける。


けどそこにいたのは見知らぬ男の子。


私が考えていた誰もいない静かな教室では無かった。


けど……


(色白い……。

まるで本から飛び出してきた感じ。)


そこ男の子は急な私の登場に驚いてじっとこっちを見る。


けどすぐに口を開いた。


「こんにちは七瀬、澪さん。」


ニコッという効果音がつきそうな笑みを浮かべている男の子。


「あ、はい?

こ、こんにちは。」


反射的にそう言ってお辞儀をしてしまう。


私の名前を知ってる……?


男の子は私の名前を知ってたけど私には見覚えはなかった。


「失礼ですがお名前は?」


そう聞かざるおえなかった。


男の子はまたニコッと微笑んで


「俺は関川 奏です。

ここの席のやつです。」


そう言ってある席を指差した。


そこはいつもポツンと空いていた私の隣の席だった。


関川 奏くん。


先生から名前はよく聞いていた。


けどなんで休みなのか、なんで来ないのかは一切教えてくれなかった。


だからこそなのかクラスでよくどんな人なのかっていう話が持ち切りだった時期があった。


こんな形で会うなんて思ってみなかった。


けど同じクラスということに親近感を湧いてしまった。


「じゃあ、ずっと休んでた関川くんってキミのことだったの!?」


「うん。

どんな想像してたかは分からないけどけ俺のことだよ。」


こんな綺麗な人だったとは想像出来なかった……。


でも


「どうしてここにいたの?」


ゆっくりと口を開いた彼から聞いた言葉はちょっぴり私の心を動かした。






___別に好きになったわけじゃないよ?