銀魂 〜雪魄氷姿〜

夢小説書き隊
@Lr6Ra

No.5

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ある日の事。あたし達はお妙ちゃんを含む五人でファミレスに来ていた。



(銀)「あ? 下着泥棒だ?」



(新)「そうなんっスよ。僕が万事屋に泊り込んだ日に二回もやられたらしくて…」



ウェイトレスさんが頼んだ品を持ってきてくれる。



(新)「なんとかならないっスかね?」



(銀)「あ? 何がなんとかならないだって?」



(新)「だから下着泥棒ですよ!」



(銀)「あ? 下着泥棒だ?」



銀さんがチョコレートパフェを頬張りながら、同じ会話を繰り返す。



(新)「そうなんっスよ。僕が万事屋に泊り込んだ日に二回もやられたらしくて…。なんとかならないっスかね?」



(銀)「あ? 何がなんとかならないだって?」



(新)「だから下着泥棒ですよ! 下着泥棒!」



新八君が勢いよく立ち上がり叫ぶと、周りのお客さんが一斉にこちらを見た。



(銀)「あ、下着泥棒な」



(新)「ちゃんと聞いてんじゃねーかよ、この人は…」



(銀)「昔の人はよ、着物の下はノーパンだったらしいぜ。町娘とかギャルとか、お姫様も全員」



(新)「いや、それ全部同じですから! どーせ言うならおばあちゃんもおばちゃんも女の子も、ですよ」



(銀)「バカヤロー! パンツとかパンティーとかノーパンとか、パン絡みの話題をしていいのは女の子だけだ!」



(神)「ああ、パンティーとか言うのはオッさんだけネ」



(新)「え、嘘!?」



(銀)「スキャンティーとかもダメだな」



(あ)「酢キャンディー?あんまり美味しくなさそうね」



(新)「違いますよ!そしてそんなの今時言いませんよ…」



(銀)「イカンのはアレだね、Tバック。アレは女の子から恥じらいを奪い、男から楽しみを奪ったね」



(神)「私、今紐パンアル」



(銀&新)「「えっ!?」」



神楽のビックリ発言に銀さんとぱっつぁんが目を丸くする。



(銀)「ウソつけ、ウソを…」



(神)「ウソじゃないネ。何年も穿き続けて擦り切れて紐しか残ってないパンツネ」



(新)「どんなパンツですか…」



(神)「ある意味ビンテージパンツアル」



(銀)「一銭の価値もねーな。捨てちまえ。そもそも昔の人は身につけていなかった。穿いていなかった。お姫様なのに着物の下はもう暴れん坊将軍だよ! またそのギャップがイイんだよな。おしとやかな顔して暴れん坊将軍かい? みたいな…」



バコッ!!



(銀)「ぐはっ!」



今まで黙っていたお妙さんが銀さんの顔を殴る。



(妙)「てめーのノーパン談義はどーでもいいんだよ。こっちはお気に入りの勝負パンツ取られてんだぞ、コラァ!」



(銀)「勝負パンツってオネーさん、誰かと決闘でもするんですかい?」



(妙)「あたぼうよ。時と場合によっちゃ一本勝負だ、コラァ。ナメんなよ!」



(銀)「んで、何が望みだ? 決闘に必要だから取り戻してーのか? 戻ってくれば気が済むのか?」



お妙ちゃんの拳がやっとの事で銀さんから離れる。



(妙)「パンツ取り戻した上で、パンツ盗んだ奴を血祭りにあげたい」



お妙ちゃんが超怖い顔でそう言う。



(銀)「もう発言がパンツを穿く現代人の発言じゃねーよ。二、三年前の裸で槍持って走り回る奴の発言だよ…」



銀さんが水に砂糖をいれながら呟く。



(神)「下着ドロなんて女の敵アル。姉御、私も一肌脱ぎますぜい!」



(妙)「まァ神楽ちゃん! よし、よく言った! ついてこい。兄弟の杯を交わすぜ!」



(神)「オッス!」



(新)「待って待って、死人が出るって! 君ら二人はヤバイって!」



だがぱっつぁんが止めるも虚しく、神楽とお妙ちゃんはファミレスを出て行った。



(新)「マズイよ…。最凶コンビがユニット組んじゃったよ……」



(銀)「ほっとけよ、ホシの目星はもうついてるだろ?」



(新)「え? 一体誰…」



すると新八君は机の下を見るなり、スゴイ顔になった。



(あ)「ど、どうしたの? 机の下に何か…はっ!」



(近)「バ、バレた? …まさか…バレた? ホントにバレた!?」



なんと、机の下には近藤さんがいたのだ。



(近)「き、貴様ら、まさか俺を疑っているのか!?」



机から出てこようとした近藤さんは、勢いのあまり思いっきり机で頭を打つ。



(近)「イタタタ……。さ、侍が下着泥棒だなんて卑劣な真似するワケねーだろうよォ!」



(新)「侍がストーカーなんてするワケねーだろうが!」



(近)「ストーカーなんかしても、下着ドロなんてするワケねェじゃねーか! 訴えるぞ貴様ら!」



(新)「訴えられるのはてめーだ!」



(銀)「これで真選組解体か~。いやァ、めでてーなァ~」



(近)「ま、待て待て待て! コレを見ろコレを!」



近藤さんが新聞を取りだす。



(新)「ん? なんスかコレ?『またもや出没! 怪盗ふんどし仮面』…」



(近)「最近、巷(ちまた)を騒がしているコソ泥だ。その名の通り、風体も異様な奴でな。真っ赤な褌(ふんどし)を頭に被り、ブリーフ一丁で闇を駆け、綺麗な娘の下着ばかりを掻っ攫い、それをモテない男達にばら撒く、という奇妙な奴さ」



(新)「何ですか、それ? ネズミ小僧のパンツバージョン?」



(銀)「そうか…。このパンツにもそーゆう事情が…。俺はてっきりサンタさんのプレゼントかと……」



と、銀さんが懐から一枚のパンツを取りだす。



(新)「アンタももらってたんかい!」



(近)「ははは、そりゃお前がモテない男だとみなされたワケだな。憐れだな」



(新)「オーイ、見えてるぞ。懐からモテない男の勲章が零れ出てるぞ!」



(あ)「ホントだ、近藤さんのベストにパンツが引っかかってる…」



(近)「こっ、これは…ふんどし仮面のほどこしパンツじゃねーぞ!」



(新)「だったらもっとマズイだろ…」



(あ)「……アレ?」



え、あ、アレ? ちょっと待って…アレって…。



あたしは、とある事に気付き、恥ずかしくなって俯く。



(銀)「つまり、お妙の下着掻っ攫ったのもこのふんどし仮面の仕業だと?」



(近)「そう、それ! 今や江戸中の娘が被害に遭っている。しかし民衆、特にモテない男に人気があるため捕まえるのになかなか苦労してるようだ」



(銀)「ただの変態のくせに一端の義賊気取りか。気に食わねェ…気に食わねェ。なんで俺がモテないの知ってるんだァァァァァァァァ!!!」



(新)「…アレ? あやのさん、顔赤いですけど大丈夫ですか?」



(銀)「んだァ?姬侍さんは意外と純情乙女ってか?」




銀さんからのからかいにあたしはムッとするが、とりあえずずっと言いたかった事を話す。



(あ)「…実はさぁ、あたしも4枚ほど取られててね」



(銀)「な、なにィィィィィィィ!?」



(あ)「退院した次の日から昨晩まで連続四日間…」



(銀)「どうしてもっと早く言わないんだァァァァァァァ!!」



銀さんが私の肩を掴み、揺さぶる。



(あ)「何でそんなにキレてるのよ。にしてもふんどし仮面も物好きね、あたしを狙うとか…。お妙ちゃんならともかく、何であたしもなのかしら。どこが美人なんだか」



(近)「いやあの、君は黙ってれば相当美人だよ」



(銀)「なに口説いてんだゴリラ」



(あ)「それでさぁ…」



…うわー、これ言いたくないなー…

でも、しょうがないか…



(あ)「銀さんが持ってるその下着…それ、あたしの…なんだけど…///」



(銀)「なっ………」



バタン…



あたしが言った途端、そのまま銀さんは気を失って倒れた。



(あ)「…へっ? あ、ちょっと!銀さん!!大丈夫!?」




ーーーーーーーーーー

場所は変わって志村家の恒道館道場内。



(銀)「『第35回、チキチキふんどし仮面をつかまえろ大作戦!』」



真選組の人も交えて「「「イェーイ!」」」と盛り上がるみんな。



(新)「第35回って…」



(銀)「さぁ、ここで実行委員長の近藤勲さんよりご挨拶いただきまーす」



(あ)「近藤さんが実行委員長なんだ…」



近藤さんが前に出る。



(近)「真選組は街の平和を護るためにある。平和とはなんだ! 人々が安心して住める事、幸せに過ごせる事。一人ひとりの幸せが街全体の平和を作るのだ!」



お妙ちゃんがニコッと笑うと、近藤さんが一瞬顔を赤らめた。



(近)「…であれば新八君!」



(新)「はい?」



(近)「姉上のパンツを護る事も真選組の指名なのだよ」



その言葉にお妙ちゃんが頷く。



(銀)「それからあやののパンツを護るのは万事屋の指名だ!」



(神)「おおー!!」



神楽が拳を上に突き上げる。



(あ)「恥ずかしいからやめてよ…」



(沖)「いやァ、ウチの局長は底の浅い言いワケをさせたら天下一品ですねェ」



(近)「オイ!」



(新)「ていうかなんで真選組までいるんですか?」



(沖)「復讐でさァ。ね? 土方さん」



沖田さんの後ろを見ると、そこには正座をしている土方さんがいた。



(沖)「土方さんにほどこしパンツを送るとは、バカな事をする奴もいたもんだ」



沖田さんが懐から一枚のパンツを取りだす。



それを見た瞬間、土方さんは目を見開き一瞬でパンツを切り刻んだ。



(新)「おぉ…」



(土)「許さねェ!」



(新)「目がマジだよ!? この人…」








(銀)「『ドキッ、女だらけのふんどし仮面をつかまえろ大作戦!』」



真選組の人も交えて「「「イェーイ!」」」と盛り上がるみんな。



今度は土方さんもみんなに混じって話を聞いている。



(新)「何!?『女だらけ』って…」



(あ)「むしろ男の人の方が人数多いよね…」



(銀)「さぁ、仕切り直しって事で。今回志村妙さんの全面協力のもと、囮作戦をとる事にしましたー」



(新)「囮?」



するとお妙ちゃんが前に進み出て、花柄の可愛らしいパンツを取りだす。



「「「おおー!」」」と周りから声があがる。



(妙)「勝負パンツを提供するわ。強さで言うと…ミッキーロークの猫パンチ!」



(近)「猫パンチ!!」



近藤さんが鼻血を吹きだしながら倒れる。



(銀)「ちょ、待て。それコアすぎ! 一般男子はついてこれないから! ひくから!」



「んー…じゃあコレは?」と、今度はくまさんの絵が書かれたパンツを取りだす。



またもや「「「おおー!」」」と歓声があがる。



(妙)「言うなれば…曙の倒れこみ並?」



(近)「だっ…がはっ!!」



またもや鼻血を吹きだして倒れる近藤さん。



(銀)「いやいやいや、マニアすぎだから!」



(新)「つか、姉のパンツを何枚も見る弟の身にもなってくださいよ…。ドラマのラブシーン、家族で見るよりいたたまれないっスよ」



(神)「こうやって少年は大人の階段を上るアルネ」



(新)「そこ、安易にまとめない!」



(沖)「姉のパンツ位どうって事ありませんよね。土方さんなんか親父のブラジャー姿見た事あるでさァ」



(銀)「成程、その時のショックで瞳孔開きっぱなしなんだな」



(あ)「そりゃ瞳孔も開きますわ…」



(土)「あるワケねーだろ!」



身勝手に騒ぎだすみんなにお妙ちゃんが薙刀を振り回す。



(妙)「こっちはパンツと命かけてんだよ! ゴチャゴチャ言ってる暇があったら働けボケェェェェェ!」



「「「「「は、はい…」」」」」



(神)「姉御、カッコいいアル!」



神楽が目をキラキラさせながらお妙ちゃんを尊敬の眼差しで見る。



(妙)「はぁ、仕方がないわね…。じゃあコレを出すしかないわ!」



と言って取りだされたのは、紺色でレースとリボンのついた可愛い…って、



(あ)「ちょっとォォォォォ!それあたしの!!」



またまた「「「おおー!!」」」という歓声があがる。



(あ)「おぉー!じゃないわよ!何で持ってんの!?」



(神)「私が持ってきたアル!あやのが引っ越してきた時に下着をタンスにしまってるの見てたネ」



(あ)「お前かーーーーーいっ!」



(妙)「これは強さで言うと、猫耳あやのちゃんの猫パンチ!」



(銀)「猫パンチ!!」



銀さんが鼻血を吹き出しながら倒れる。



(あ)「いやそれ強いの!?んでもって銀さん何で倒れてんの!?」



(妙)「じゃあこれで決定ね」



「「「おおおおお!」」」



マジかよふざけんなよこいつら…

あたしはげっそりとした表情で成り行きを見守る。

…と、



(あ)「…ん?」



ふと、後ろに人の気配がしてあたしは振り返った。

そこには、



(あ)「…あ」



1人腕を組んで障子戸に寄りかかっている佐野さんがいた。

…かなり呆れている表情だ。



(あ)「…あんたも来てたの。意外ね(棒)」



(佐)「そんなに嫌そうな顔をするなら話しかけなければいいだろう」



あたしの今の顔はこんな感じ→( ⌯᷄௰⌯᷅ )

つーか嫌そうな顔ならあんたもだっつの。

…でも、一応この間のお礼言っとけって言われたし。



(あ)「…この間はどうも。あたしを運んでくれたって」



(佐)「仕事だからな」



なんだよ、人がせっかくわざわざ礼をいってやったってのに。

冷たいねぇ。

だけど、あたしの性格は一匹狼を見るとついつい話しかけてしまうというやっかいなもの。



(あ)「近藤さんに引っ張られてきたの?」



(佐)「…局長命令だからな」



(あ)「へぇ、局長命令って…変な上司をもつと大変ね」



(佐)「…お前もだろう」



(あ)「全くよ」



(佐)「全く、何故このようなくだらんことに俺達が…」



と、佐野さんが言った時。



ーーーーーヒュッ…



と音がして光の速さで何かが佐野さんの額目掛けて飛んできた!



(あ)「ひィィィっ!?」



(妙)「くだらんとはどーゆーことじゃわれぃ!こちとら恥を忍んでパンツ提供してんだぞ!?ミンチにすっぞコラァ!やる気のねぇ奴ァ帰りな!」



お妙ちゃんが投げたのは薙刀。いや、これ投げるかフツー。



しかも佐野さんの額にぶっ刺さってると思いきや、佐野さんフツーに片手で止めてるし。え?ちょ、強くね?こいつ強くね?



(あ)「…ではお言葉に甘えて俺はこれで」



と出て行きかけた佐野さんに、



(近)「ああああああああ!待て待ていぶちゃん待って!頼む!いぶちゃんの力が必要なんだ!」



と抱きついてきた近藤さん。



(佐)「…すみませんが離してもらえませんかねあとその呼び方やめてください」



(近)「頼む!一生のお願いだから!じゃないといぶちゃんって呼ぶからね」



(佐)「わかりましたわかりましたから離してください残るので離してください」



…うん。気持ちはわかるぞ、佐野さんよ…





ーーーーーーーーーーーーーーー

またまた場所は変わって志村邸のお庭に移動。



(銀)「いいか! 相手はパンツの質より量より娘の質を求める真性の変態だ! だからまた必ずここに忍びこんでくる。そこを叩く!! ふんどし仮面だがパンティーマスクだか知らねーが、乙女の純情と男のプライドを踏みにじったその所業、全くもって許し難し! 新規開店もとい心機一転、白ブリーフを鮮血に染め上げてやるぞ!」



銀さんが木刀を持ちながら叫ぶと、真選組の人達を含めたみんなが「おおー!!」と自分たちの武器を空へとかざす。



洗濯バサミにはあたしのパンツが…。



(あ)「orz」








それからみんなはそれぞれ修行的なことを始めた。



神楽ちゃんは瓦割り。お妙さん薙刀を振り回している。山崎さんなんか鎧着てるし…。

んでもってあたしは、



(あ)「かーめーはーめー波ーっ!!」



(銀)「お前が1番何でだよ!」



ビシッ!



(あ)「あだぁっ!」



銀さんのお決まりのデコピンがあたしに炸裂する。



(あ)「何言ってんの、こちとらパンツ人質にされてんのよ!?しかもアレ結構お気に入りのやつ!」



(神)「あやのは意外と女子力高めネ!」



(あ)「うるさいな!///」



(新)「っていうか、最早真選組いらないんじゃないの?」



(近)「何を言うか! 俺だって……たぁっ!」



近藤さんは瓦を割ろうとするも、一枚も割れずに手を負傷した。



(沖)「まァまァ、こーいう事もあろうかとお城の倉庫から持ってきやしたぜィ」



と、沖田さんが風呂敷を持って土方さんと戻ってきた。



(あ)「何? コレ…」



(沖)「なんて言うか…地雷、みたいな?」



(新)「みたいな、じゃなくてそのものズバリでしょーが!」



(沖)「持ち出すのに結構苦労したんですぜィ。管理結構厳しいんでね」



(土)「邪の道は蛇だな」



(新)「そんなあっさり…」



(沖)「これを庭一面に敷き詰めれば、このボロ道場も完全無敵、堅牢無比な立派な要塞になりまさァ」



(佐)「…しかし、奴がかかればこの道場ごと吹っ飛ぶぞ、いいのか?」



(新)「いいわけないでしょ!?ボロ道場のままでいいわ! つか違法でしょうが! 思いっきりジュネーヴ条約に違反してますよ!」



(沖)「よそはよそ、ウチはウチ」



(新)「そんなオカンルール持ち出されても…。地雷っつったら兵器ですよ! 戦争ですよ!」



(土)「違う!」



(新)「へっ?」



(土)「正式名称、地雷…みたいな」



(新)「うっそーん!」



(妙)「新ちゃん。アナタが言った通り、ここはもう戦場なのよ。遊び気分なら帰りなさい」



(新)「姉上、ここが僕の帰る場所なんですけど…」



(土)「戦場が帰る場所だとは、よく言った」



(新)「え、いや…そーいう意味じゃなくて……」



(土)「不貞の輩と難癖つけて問答無用で叩き斬る! 久しぶりだ…」



(新)「え、え? 難癖って…わぁぁ!」



お妙さんが新八君に薙刀を突きつける。



(妙)「いえ、どうせなら刺し貫くの方が…」



(土)「もっといいのはすり潰すだな」



(妙)「掻き毟る、引きちぎるわ~」



(土)「ねじ折り、叩き潰して、丸めて茹でる!」



(新)「オーイ! アンタら怖いよ!」



(あ)「ちょっと銀さん! なんとか言って…」



(銀)「アタタタ…腰にくるね」



その銀さんは近藤さんと一緒に地雷を埋めていた。



(新)「畑作業じゃないから! 世界で一番危険な土木作業だから!」



すると、鎧を着た山崎さんがイキナリ転倒する。



(土)「ど、どうした山崎!」



どうやら鎧の重さに耐えきれなかったようだ。




ーーーーーーーーーーーーーーー

そして夜。

あたしは囮の囮という事で、パンツの側で待ってるようにと言われた。

「絶対喋るな」という釘を刺されて。

そして万が一という時のために佐野さんが部屋に隠れている。

あたしはあくまでか弱い女の子を演じ、もしパンツとあたしにかかったら佐野さんが駆けつけ奴の動きを封じ、銀さん達が後ろから一斉攻撃…という仕組みだ。


…にしても暇だなぁ、この役目。

何で喋っちゃいけないんだ?


…あ、でも!

「喋るな」って言われただけだし、「歌うな」とは言われてないから「歌う」のはいいんだよね!


もしかしたらあたしの歌につられて来るかもしれないし!



(あ)《あ''んの頃はぁ〜! ハッ!! 2人ともぉ〜! ハッ!!》


(銀)「オィィィィィィ!!喋んなっつったろーが!!」


(土)「何で歌った!?何でそれチョイスした!?」


(あ)「え、だって歌うなっては言われてないし…」


(土)「馬鹿なの!?お前馬鹿なの!?」


(銀)「喋るな=口開くなって事だろーが!囮の囮がそんなんでどーすんだよ!」



そ、そこまで言うことないのに…( ´・ω・`)


ちぇ、と思ってあたしはしぶしぶ口を閉じた。


…と、その時。



(?)「あははははは」



(新)「ア、アイツは!」



茂みに隠れていたみんなが立ち上がる。



ていうか隠れてた意味…。



(?)「光ある所に影がある。一つ人よりハゲがある。パンツの友に導かれ、今宵も駆けよう男ロマン道。怪盗ふんどし仮面、ここに見参!」



屋根の上にふんどし仮面が現れた。



(近)「貴様か! お妙さんのパンツを盗んだのは!」



近藤さんが捕まえようと庭に出ると…



ドカァァァァァァン!!



(銀&あ&神&新&土&沖)「「「「「「「なっ…」」」」」」」



なんと、近藤さんが地雷にひっかかり爆発したのだ。



(新)「もしかしてみんな…地雷埋めた場所覚えてないんじゃ……」



(妙)「…アラ大変、明日新聞配達のオジさんが爆発するわ」



(新)「言ってる場合か!」



地雷の場所が分からない事が判明した事によって、あたしは下手に身動きがとれなくなった。



(ふ)「滑稽だ、滑稽だよお前ら。俺のためになんか色々と用意してくれたようだが、無駄に終わったな。こんな子供騙しに引っかかるとでも? 天下の義賊、ふんどし仮面も見くびられたものよ。変な歌声につられて来てみたが、ここまでくれば相手になってやるぞ!」



変な歌声ってなんだコノヤロー!…と叫びたいのを我慢して、あたしは口を閉じた。



(ふ)「そこで指を咥えて見ているがいい! パンツが変態、チェリーボーイ、スケベのビッチ妄想好きー達の手に渡る瞬間をな! あははは!!」



ふんどし仮面が屋根を下りようとすると、屋根で待ちかまえていた真選組の人達が立ち塞がる。



(銀)「アレは!」



(沖)「こんな事もあろうかとってヤツでさァ」



ふんどし仮面が反対側に逃げようとすると、今度は鎧を着た山崎さんが立ち塞がる。



(土)「オウ山崎、ブチのめしたれ!」



(山)「合点です、副長! ってあらァァァァァ!」



上に上げていた鎧の面具部分が落ちてきて、そのまま山崎さんは転倒。屋根を転がり落ち…



ドカァァァァァァァン!!



…真選組の人もろとも、地雷の餌食となった。



ふんどし仮面は転がり落ちてきた山崎さんをジャンプでかわし、再び屋根の上に降り立つ。



(ふ)「ははは、愚かなり真選組! とぉっ!」



と、屋根の淵を持ってふんどし仮面があたしの真横に降り立つ。



するとそれと同時にピピッ…と音がした。



(あ)「げ」



ドカァァァァァァァン!!



…地雷が作動した。



あたしはその衝撃で座敷の方へと吹っ飛ぶ。



(銀)「あやの!」



(あ)「いった〜…だ、大丈夫!」



(新)「床の下にも地雷をセットしていたんですね」



(土)「そうみたいだな」



(神)「ア、アレは!」



神楽ちゃんが指さしたほうを見ると、あたしのパンツが宙を舞っていた。地雷の突風のせいで吹き飛んでしまったのだろう。



すると、もう死んだんじゃないかと思われたふんどし仮面が、木の板の山から手を出してキャッチする。



(銀&あ&神&新&土&沖)「「「「「「「はっ…!」」」」」」」



(ふ)「へへへへ…。甘いよ…こんなものじゃ俺は倒れない。全国の変態、チェリーボーイ、スケベのビッチ妄想好きー達が俺の帰りを待っているんだ。彼らの声が俺に力を与えてくれる。お前達には聞こえるか…彼らの声が! こんな所で負けるワケにはいかん! ふんどし仮面の名誉にかけて、わしは戻らねばならんのだ! 最後に笑うは俺よ!」



そう言って再び立ち上がったふんどし仮面。

そしてあろう事か、あたしの方へとやってくる。



(ふ)「しかしそこの嬢ちゃん…歌はイマイチだが容姿は素晴らしいな。どうせなら嬢ちゃんも一緒に盗んでやろうか?」



おぇぇえええぇぇええええ!!

今どき流行んなよそんなセリフ!

…じゃない、あたしはか弱い女の子を演じ…って、


か弱い女の子って何ィィィ!?←武闘派女子


そうしている間にふんどし仮面があたしの顎を持ち上げた。


ああああああああ!!

気持ち悪いィィィ!!



(あ)「ひぃぃぃぃっ…」



もうか弱いとか言ってらんない!

そう思って拳を握りしめるものの…

何か怖くて体が動かない!!


何してんだあたし!

これじゃ女の子みたいじゃないの!←一応女


動け動け、あたしの体アアア!!


ガシッとふんどし仮面に腕を掴まれた、その時だった。



「ーーーそいつに触るな。その手を離せ」



あたしの腕を掴んだふんどし仮面の手を、誰かが掴んだ。



(ふ)「誰だてめーは!」



(あ)「さっ、佐野さんンン!!(涙)」



そうだ!この部屋には佐野さんが隠れていたんだ。


GJ佐野さん!ナイスだァァァ!!



(佐)「…貴様のせいで、どれだけの女性が怯えたと思っているんだ?」



ミシミシミシッ



(ふ)「いだだだだだっ!!」



すごいよ今佐野さん掴んでる奴の手首から変な音聞こえたよ。


どんだけ力強いだ骨軋んでるよ!


そして何より登場イケメンすぎかァァァ!!


すると、地雷で爆発してボロボロの近藤さんが、ふんどし仮面の脚を掴んだ。



(ふ)「な、何だ貴様!」



(近)「お妙さんのパンツを盗んだ不埒な奴め! 成敗してやる!」



近藤さんはふんどし仮面に足で蹴られ、顔面痣だらけになる。



(近)「何やってんだ! 今のうちに! 早くしろ!!」



(銀)「言われなくてもやってやるさ。しっかり掴んどけよ、その毛むくじゃらの脚をよォ! あやののパンツを盗み、あやのまで盗もうとした愚か者! 覚悟しやがれ!!」



銀さんが木刀を構えてふんどし仮面のほうへ走りだす。



(銀)「たァァァァァァァァァ!」



しかしあともう一歩の所で……



(銀)「あっ…」





ドカァァァァァァァン!!




地雷にひっかかり、爆発してしまった。



(あ)「何してんのォォォォォーーッ!?」



(近)「のォォォォォォ!!」



ふんどし仮面が近藤さんを蹴り飛ばし、近藤さんは気絶する。



(ふ)「ふっふっふ…あっはっはっはっは! 最後に笑うのはやっぱり俺!」



と、ふんどし仮面が高らかに笑った時だった。




ゴキッ




(ふ)「あぎぃぃぃぃーーーーーーーーーっ!?」



鈍い音が響いたのと同時に、ふんどし仮面が悲鳴を上げた。


見れば、左腕がぷらーんと垂れ下がってる。


…どうやら佐野さんが奴の関節をはずしたようだ。



(あ)「佐野さんっ…」


(佐)「少し黙れ」


(あ)「えっ、あっ、ごめん…」


(佐)「お前じゃないコイツだ!!」



と、佐野さんが拳を固めた。


…が、


(妙)「どきな金髪!」




茂みから薙刀を持ったお妙さんが飛び上がった。




(妙)「女を…ナメんじゃねェェェェェェ!!」



グサッ!!



ボキッ!!



(ふ)「ぐはっ!!」



薙刀の柄の部分で攻撃すると、ふんどし仮面はあっけなく気絶した。

…何か折れたような音がしたが気にしない。



お妙さんが宙に舞ったあたしのパンツをキャッチし、ふんどし仮面がその場に崩れ落ちる。



(妙)「素顔も晒せないクソ野郎にあやののパンツはやれないわ。欲しければ素っ裸で正面から挑んできなさい! 心までノーパンになってね」



(あ)「お妙ちゃーーーーーーんっ!(涙)」


(佐)「…なかなかやりますね、お妙殿」


(妙)「あなたもいい働きだったわ。あやのを守ってくれてありがとう」



すると、ぱっつぁんと神楽がこちらへ駆け寄ってきた。



(新)「姉上ー! あやのさーん!」


(神)「姉御ー!カッコいいアル!あやの、無事アルカ!?」


(あ)「うん、大丈夫!」



と次の瞬間…



ドカァァァァァァァン!!



…二人は地雷を踏んでしまい、その場にいたあたしとお妙さん、佐野さんもろとも巻き込まれてしまったのだった…




ーーーーーーーーーーーーーーー


ーーー万事屋にて。



(あ)「いたたた…」


(銀)「動くなっつーの」



先に銀さんの手当を終わらせ、あたしは銀さんに手当してもらっていた。



(あ)「銀さん、眠いー…」


(銀)「ったく、もうちょいだから我慢しろ。…ほれ」



ビシッ!



(あ)「だっ!?し、信じらんない!ふつー絆創膏貼ったところにデコピンする!?」


(銀)「うるっせーな……ほらよ」



手当が終わると、銀さんは自分の膝をポンポンと叩いた。


…これはもしや…?



(あ)「わーい!膝枕ー!」



あたしは即座に銀さんの膝に寝っ転がり、すぐに夢の世界へと入っていった…。




〜銀時side〜



(銀)『早っ!んでもって寝顔可愛すぎる!頑張れ、理性を保て俺!』


(神)「膝枕アルな」


(新)「今日一番大変だったのあやのさんですもんね。ふんどし仮面に捕まりそうになったとき、怖がってたみたいですし…やっぱりフツーの女の子なんですよ、あやのさん」


(神)「なのに銀ちゃんが地雷でもたついてたからあやの泣きそうだったアル。あの金髪ポニテが居なかったらあやの危なかったアルよ!」


(銀)「わぁーってるっつーの、んなこと」



俺はあやのの手をぎゅっと握りしめた。


…小さくて華奢な、女の手だった。



(銀)「悪かったな、あやの……お疲れさん」



(新・神)『…いい感じだね/アル』








(…まーた借りつくっちゃたなぁ…)