作戦開始!

にぁ@キョウ愛
@_ni__a

作戦内容2

「ボーイズラブエクスタシー、よ!」


「非日常的すぎる!!!俺と音無の日常生活なんだと思ってんだ!!」


「毎日手を繋いでるとか、毎度ケツ触りあったりとかじゃないの?」


「ケツとか言わないの!ていうか!!俺と音無はそんなんじゃ…!」


「しっかりと作戦内容は話したはずよ。キチンとやってもらわないと困るわ。」


「なぁ、ゆり。それは俺達じゃないとダメなのか?別にほかのヤツらでも…」


「そ、そうだそうだ!!俺達は断固反対する!!」


「……ビジュアルが、ね。TKと松下護騨とかきっついじゃない。」


『………確かに。』


「そこで、貴方達にしっかりやってもらいたいの。」


「…大山とか、適任なんじゃないか?」


「頼むわね。」


ギラリと睨まれ、音無が黙る。


「有無を言わせないこの眼光!!さすがゆりっぺだぜぇぇ…!」


「さ、とりあえず教室でイチャイチャしてくれてたらいいわ。移動教室は手をつないでね。ありとあらゆる事をしてカップル生活を堪能しなさい?」


「い、嫌すぎて気分悪くなってきた。」


「あぁ、俺もだ。」


「ほら!!早く行って!!」


『…はい。』


なんて理不尽なんだ。と日向が呟き校長室を後にしようと扉を開け廊下へと出る。

そして、後ろから聞こえた「手を繋げ」というドスのきいた声に俺達は背筋を凍らせた。


「手を……」


「繋ぐ……」


「………音無……」


「………日向……」


心底悔しそうな顔をしながら、日向が音無の方を見る。


「日向……?」


「………音無、今だから言っておくが…俺は女の子との恋愛経験は0だ。」


唇を噛み締めてそう言った日向の表情は、かつて無いほどに深刻そうだった。

恋愛経験が0、ということは1から10まで全て未知の領域…


「……な、なに!?だ、だってお前…野球部だったんだろ!?少しくらいモテるはず……」


「告白…告白くらいはしたさ!!でもっ…!」


「…でも……?」


「……坊主頭に興味はないと…はっきり…!!」


「っっ…日向ぁぁ!」


ガシィ!


「音無ぃいっ!」


ガシィィ!



「……ノリノリじゃないの。」