僕と契約して魔女になってよ!

うらりょん@ハンクラウェーィ
@StellaScentFlos

懐柔、魔法少女(14)

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「ホントに一万円札10枚ある…」

「ま、命がけで取ってきたグリーフシードだしそれくらいの値をつけてもいいんじゃない?」

まさか、こんなところで成金の購買力が役立つとは思ってもみなかったが。

「ま、たしかにそうだね。何に使おっかな…」

「10万を怪しまれないように使う方法かぁ…一番手っ取り早いのは無くなるモノ、食事とかだね。あとは、目に見えないモノ。ネトゲに課金するとか、ね」

「なるほど…」

有栖まなみの口元が緩む。

「ネトゲっていえば…ユグドラシルオンライン、って知ってる?私もしばらくログインしてないんだけど、けっこうレベル高い魔法使いなんだよね。よかったら、一緒にやらない?」

「ネトゲねぇ…ハマっちゃったらすっごい時間とられるって聞くけど、本業の魔女退治はいいの?」

「うーん、私は大丈夫だけど…たしかに君は学校や宿題もあるし、両立は無理かな…」

「君『は』って…アンタ学校行ってないの?」

…痛いところを突いてくる。

「あー、まあ…ね。もう卒業したっていうか…正直もう魔法『少女』って年齢トシじゃないんだけど…」

その言葉に、彼女の不審気な眼差しが強くなる。

「ってことは、高校卒業としても18以上…もしかするともっと上、ハタチ越えとか?」

「うん、えーっと、まあ…そうだね」

ハタチは一回りほど越えているが、嘘は言っていない。

「じゃあもしかしてアンタ、ベテランなの?…あんまりそうは見えないけど」

「いや、まあ…勧誘されたのは最近なんだけどね?キュゥべぇが『少女』じゃなくてもいいって言うから!っていうか、私自分で魔法少女名乗ってないからね??ま、まあユグドラシルオンラインは気が向いたらでいいから!一人でお高いレストランに入りづらければ私も一緒に行くし、何かあったらいつでも相談して!それじゃまたね!」

早口で捲し立てると、私は彼女に手を振って、そそくさとその場を後にした。

…我ながら怪しさ爆発だが、魔法少女(31)というイタい現実はできれば知られたくなかった。