Re:member—【Alvasly】

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@solabell9601

海の底と陽の光


「待ってて!今助けるから!!」

「アカン、アカンで〜!!」


海の底で反響しているものの、

それは、あの少女の声とこの惑星の原住民の声だった。

あぁ、また捕まってるのか、原住民のヤツ。


「アカン〜!!お嬢さん、逃げたってや!わしはもうアカンから〜!」

「何言ってんの!助けるよ!」


…少女と原住民の声は少し焦っているらしい。

なんだ、あの程度のトラップに時間を取られているのか。


「お嬢さん!もうエエから〜!」


原住民なんか見捨てちまえばいいのに。…アイツらだって弱肉強食には慣れてンだろ。

そう考える彼の耳に、少女の意志の強い声が響く。


「…私は!!見ないふりして逃げたりしない!」


——————ザシュッ


「…え」

「おぉっ!おーきに!助かったわぁ〜!…怖い顔のおにーさんと、かわいいお嬢さん!」

「……チッ」


つい、動いてしまった。

少女の言葉に、動かされてしまった。

手を振りながらおーきに〜!と去りゆく原住民にガンを飛ばす。


「…テメェのせいだからなァ…」



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