とらいあげいん

しぇるの@ship4
@acui_pso2

緊急クエスト―森林地帯ベースキャンプ防衛―②

ダーカーの進軍により荒れ果てた森の中。

小雨で彩られた景観の中で、響き渡る轟音と共にユイはいた。


「ッ!流石にダークラグネが3匹だと分が悪いか」


巨体に似合わぬ跳躍力で飛びあがったダークラグネは、

自重を利用した範囲攻撃を仕掛けるが、ユイは危なげなく側転で回避。

吹き上げられた風でコートが靡く。


更に別個体が薙ぎ払われた脚部の追撃を大剣を地面に突き刺して受け止める。

接触部から火花が散り、彼の手元から大剣が手元弾き飛ばされる。


「まだまだッ!」


コールしたガンスラッシュを手元に呼び出し、可変機能でフォトンの刃を格納すると、

フォトンの弾幕をダークラグネの脚部に集中させた。


頑丈な装甲で守られている脚部だが、装甲を破壊することで自重のバランスが崩れて、体を支えきれない弱点が存在する。

体格差がある為、通常時は背中のダーカーコアを攻撃することが難しい相手であるが、

ダウン状態であれば、絶好の攻撃チャンスとなる。


ユイは、振り向き際に手元から弾き飛ばされた大剣の位置を確認すると同時に、

ガンスラッシュを変形させ、フォトンの刃を解き放ち追撃を放つ――シュトレツヴァイ。

追撃で破壊された脚部装甲が粉々に砕け散り、宙を舞う。


自重のバランスが崩されたダークラグネは、ぐらりと傾いた。

重い地鳴り音を立てながら、漆黒の巨体は地に沈むと真紅のコアが無防備な状態で晒される。


しかし、ユイは追撃を行わずに滑り込むように弾き飛ばされた大剣を回収に向かう。

ここでの彼の役割は、強襲班の到着までの時間稼ぎ。

残り二匹のダークラグネがいる状態で、

ガンスラッシュでダーカーコアの破壊に向かうリスクを背負う必要はない。



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