雨男☔︎

Blue fairy
@fairy1590

第1章 雨の日の出会い

僕と君が会う日はいつも雨でした。


ーそうあの日も


ザーザー)


「うわぁ結構降ってきたなー。今日の天気は快晴の晴れだったんじゃないのかよ…

あーあ。やっぱり俺って雨男なのかなー」


あのお天気キャスターのお姉さんの予報も当たらないなー なんて事を考えながら公園で雨宿りをしていた。すると、ある1人の女性がずぶ濡れになりながら走ってきた。そうそれが君だった。


君は少し遠慮がちに

「お隣いいですか?」

と聞いてきた。

「勿論!全然いいですよ」

と僕が答えると、

君の少し暗かった顔はパッと明るくなり、太陽のような笑顔になった。


ーー薄汚れた僕にはその笑顔はあまりにも眩しかった…。


僕は無意識のうちに君に自分のハンカチを渡していた。

君は少し驚いたような顔をした。


そんな君の顔を見て僕は

「あっ、大丈夫ですよ!このハンカチ僕まだ一回も使ってないんで!」

と、またとっさに可笑しな事を言っていた。

僕は なにを言っているんだろう。と心の中で後悔の念に駆られた。ハンカチを鞄に戻そうと思ったその時、

君はさっきの太陽のような笑顔で僕に

「ありがとうございます!」

と言ってハンカチを受け取った。

僕が

「え、、?気持ち悪く…ないんですか?」

と聞くと

君は え? この人はなにを言っているの?とでもいいそうな顔で

「なんで【気持ち悪い】なんて思う事があるんですか??私は貴方がとっさにハンカチを出してくれた事がとても嬉しかったですよ!初対面の人にハンカチを渡してくれる優しい人に、気持ち悪いなんて感情が生まれる訳ないじゃないですか!」

と何故か君は少し半泣きになりながらそう言った。


僕は何故だか分からないけどそれがとても嬉しかった。


そう きっとこの時、この瞬間、僕は君に『恋』をしていたんだ。