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草蛇乃宮@小説創作
@souzyano_note

STAGE.3 プロフィール&バトルスタート

理科室らしき部屋から抜けるとそれなりに長い廊下。真っ白い壁とぼんやりとした照明が規則的に並ぶこの空間はどこか病院を思わせる。

この空間じゃ何が起きても不思議じゃない。だから常に警戒を解かない。

腕のバンドによれば此処は2Fの第3廊下。これから一体どっちへ向かうべきか…。


とりあえず今現状の僕ができることーーこのバンドの機能を調べようと思う。

何もしていない今は控えめな緑色に発光,。これは僕の“色”を表しているのだろう。

次に試すこと。メッセージによると僕の武器【風雲斬】をこの中に収納できるらしい。

どっちかにスイッチみたいなものはーーないな。

バンドにかざす。ーーこの武器のステータスが表示される。違うな。

念じてみる。ーー流石に無理か。

「収納」

言葉に出すと刀身が光でぼやけ始め、その光がバンドの中に吸い込まれた。ーービンゴだ。

「展開」

さっきとは逆再生。緑の光が刀を形作った。


「よく出来てんな…」


面白そうなオモチャを手にしてしまった僕は何か標的はいないものかと、アブナイひとみたく辺りを散策しはじめた。



************


「おじゃましまーす......」

隣の部屋はどうやら物置のようだった。当然誰もいない。その割になかなかに広い空きスペースを有しており、端にどかどかとつまれた形の様々なダンボールは置き方を間違ったとしか思えないくらいに崩れ落ちそうだった。

「ったく危ないなぁ」

アイテムらしきものがあるかも、と思っていたんだけど、探せそうにない。次の部屋に行こう。


ガタ


嫌な音が響く。…....ちょっと待!?


ガラガラガラーーー


とっさに入口付近まで回避した。見るとほんの数秒前まで僕がいた場所はダンボールやその中身であろう金属っぽいもので押しつぶされていた。


「おいおい危ないな」

本日二回目の台詞。


ガタ


ん!?また!?

箱の山から回避行動をとった。しかし、今度は崩れる音じゃなかったみたいだ。

ダンボールが散乱する床に人型猫背の甲冑姿。恐らくモンスターの類だろう。


「いきなりだな!?」


普通ならこの部屋から逃げるのが正解。でも今の僕には玩具があるんだな!?

猫背甲冑は薙刀を展開。モンスターも装備は脱着自在のようだ。


「展開、風雲斬」


緑の剣をでたらめに構える。コガタツマ流チャンバラ術を使ってたのは小学生の頃の話。

腕は訛ってないと信じたい。


ガチャガチャと音を立てて向かってくる猫背甲冑。スピードはそんなに早くない。


「っせーのっ!!」


すれ違いざまに一閃。剣は気持ちよく弧を描く。カンは鈍ってないな。と思ったら…


ガアアアアンンンンッツ

「っ痛!?」


ジーンと伝わる衝撃。こいつの鎧堅っ。

なおも向かってくる猫背甲冑。スパスパと薙刀でダンボールが木っ端微塵に粉砕されていく。かわしつつ斬りかかってみるも、硬い硬い。弱点を探した方が良さそうだ。


スパン


「っ痛った!」


足に薙刀がかする。全然深くないのだが、痛みは思ったより強い。


「〜〜〜ーーーッ」


弱点弱点。と言ってもアイツの鎧部分は堅い。……関節の繋ぎ目か?


ガチャガチャガチャン


「ッらぁ!」


すぱん


向かってくる猫背甲冑の右手ーー薙刀が宙を舞う。斬れるぞこの刀!

一瞬何が起こったかわからないような素振りを見せた敵にもう3発。


すぱぱぱっ


四肢を吹っ飛ばされた猫背甲冑は音を立てて崩れ落ちる。トドメに中心から切断。耐久度の低下していた鎧は綺麗真っ二つになったあと、光になって爆散。


「なるほど、こんな感じか」


この時一定確率でメダルを落としていんだろう。今回は、ナシ。

敵キャラクターの弱点を付けば風雲斬の火力で一気に押し切れるようだ。逆に弱点をつけなければ倒すのはもう少し骨が折れるかもしれない。エリア移動ももう少し慎重に行かないといけないな。

じゃあ隣の部屋も……

動こうとしたら、


「痛った」

足の傷が地味に痛む。この世界の怪我の仕様はどうなってるんだろう。だだっ広い廊下を進みながらそんなことも考えた。


隣の部屋、隣の部屋と、どんどん部屋を物色するも幸か不幸か敵キャラクターが現れることはなかった。


かなり先に進んで結構時間が経ったかな?という時、馬鹿に長かった廊下に終わりが見えてきた。

そして左右上下前進の分かれ道。

昔おじいちゃんが「洞窟や森やビルで困ったら上にいけ」と言ってたのを思い出し、僕は下に進むことにした。

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