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そーじゃの@小説創作
@souzyano_note

STAGE.1 チュートリアル


うーん、と唸りながら机の上の封筒を見る。中は何か固形物がはいっているようでいびつに膨らんでいる。重みもそこそこ。


"璽龑研究所"


この荷物の送り主だ。僕は心当たりが全くないし、聞いたこともない。てかそもそも読めない。何処だよ。でも宛名はきちんと"古閑辰真"と僕の名前が書いてあるんだからおかしなものだ。たまにどっかの進学塾とか通信教育とかからやってくるDM (ダイレクトメール)の類だろうか?研究所らしいから実験で出た新商品の売り込みとかかな?

なんてこと考えながらピリピリと袋の切り取り線をなぞる。



コトン



僕の想像と大きく反して黒色の立方体が姿を現した。本当にただの四角キューブだ。意味がわからん。

「とりあえず説明書は…っと」

袋を探るが、あいにくそれ以外の何も入っている様子はない。手に取ってみても形状は本当にただの立方体で凹みやでっぱりが全くない。なんでこんなもん送り付けてきたんだろう?


ーーま、考えてもしょうがない、か。

そう思って机の上にそれを置いた…置いたはずだったのだが。



がたっ



不吉な音を立てて箱が机の上から転がり落ちた。



ガッチャーン!!!!



その箱の重みに似つかわしくない音が響き、その箱は八つに綺麗に割れた。割れた!?

えっ、てか何かあの石光ってn

「うわああああああ!?」

四つに別れた立方体は空中に浮かび長方形の頂点で静止。

だんだん消えいった僕の視界の中で最後に見えたのは形作られた長方形がやがて障子のような光の膜、いやどちらかといえばゲートのようなものになっていったところだった。



ーー色…選ん…く…さ…。



僕の意識の中に入ってくる言葉にならない文字。

おそらくあのゲートを通らされたのだろう。白とも緑とも言えない中途半端な色の空間に僕の体は浮いていた。

「なんだよ...ここ」



ブウウゥン



「わわっ」

飛び退こうにも自分が浮いているんだからどうしようもない。僕の前に展開されたのは緑の枠のウィンドウ...らしきものだった。

「なんだよ…何処の下手なSFの話だよ。えっと…」



→【色】を選んでください



今度ははっきりと認識できる言葉。そしてウィンドウの上に四角いパレットのようなものが10個現れ、それらに色が灯る。もう意味わかんねーよ。意味わかんねーが、おそらくこのパレットの中から一つ選べばいいんだろう。


「じゃとりあえず【青】をっと」

なるようになれ、だ。そう思って押そうとした瞬間、【青】のパレットに斜め線が入った。そして色が失われていく。


「は??」


どういうことだよ。【青】色があった場所をグリグリ押すが何も起きない。と、その時メッセージが追加された。



→他の方が先に選ばれたので選択できません


→【色】を選んでください


見ると【紫】や【赤】にも斜め線が引かれて行っている。急いで残ったのの中から【緑】を選択。


……他の方ねぇ。僕の他にも同じ境遇の人がいるってことか??ご苦労さまだよ。僕を含めて。

全部夢なのかそれとも死後の世界なのかわからない。でも少なくとも自分の意識は恐ろしいくらいクリアだということ。そして確かなのはもうこのメッセージボードに従うことしかできないってこと。


・・・・・・


遅い。僕が【緑】を選んでから30分は経った。依然としてなんの変化もない。



→全員のカラーリングが完了しました。これから開始します。



「おせーよばーかばーか」

と、思ったら僕の体の周りの空間が光り出した!?てか僕も光ってるのか!?てかなんかぐるぐる回ってるし…ツッコミが追いつかん!?開始ってなんぞ!?あ、もしかしてさっき「バーカバーカ」って言ったのにキレて僕を消す気か??

徐々に僕の意識はフェードアウトしていく。




→→Test game of the next dimension






続く

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