ぼくのかんがえたさいきょうの夢小説(FF15)

⭕️片栗粉は原稿して
@katakuriko894

奇妙な晩餐会②

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グラディオラスと呼ばれた大男と黒髪のチビがテントを張っている間、

イグニスが渡したソードテイルをまじまじと見つめる。

「イグニス、どしたの?」

金髪の若いのが(プロンプトと言うらしい)それを見て首を傾げる。

「いや……王都では精肉された物しか調理した事がなくてな…」

そう言う事か。俺はタバコを踏み消すと、二人の元へ向かった。

「貸してみろ。まずは血抜きだ。首を落として紐で逆さに吊るすんだ」

ナイフを抜き、一気に首を落とす。金髪の坊主が小さく悲鳴を上げた。

「これで暫く待て。血抜きが不十分だと肉の味が落ちる」

「勉強になります」

イグニスは俺の言葉にいちいち生真面目にメモを取っているようだ。

2時間ほど置いて、ほぼ血は出なくなり、吊るした獲物を取り、俺は2人に声をかけた。

「よし、羽を毟るぞ。手伝え」

「わかりました」

「ええー!」

「お前らの腹に入る為にコイツは命を落としたんだぞ?ほら、早くやれ坊主」

「うう…そ、そうだよね…」

プロンプトは眉を八の字にしながら恐る恐る羽を毟り始めた。

「終わったぜー…うわっ何してんだよプロンプト」

ノクトと呼ばれている黒髪のチビがテントの設営が終わったのかこちらに来ていた。

「羽根…毟ってる」

「マジか…絶対ぇ無理…」

「おい。口より手を動かせガキ共」

「ひぇ!」

情けないというか、世間知らずというか。肉がどうやってスーパーに並んでるのかも知らんのか。

俺一人でやった方が早いかもしれん。と思っていると、イグニスとプロンプトも羽根毟りは終わったようだ。

「よし。じゃあここからナイフで切れ目をいれて、内臓を出す。破くなよ。肉の味が落ちるからな」

「俺にやらせて下さい」

イグニスが率先してやり始めた。最初は危なっかしかったが、段々と上達している。

「上手いもんだ。飲み込みが早い」

「ありがとう。そういえば、貴方はシドと顔見知りなんですか?」

「何故そう思う?」

「シドニーが小さい頃から知っていると聞いたので」

「……まぁ、古い馴染みだ」

その答えに、イグニスはあまり納得していないようだったが、獲物の解体に集中し始めた。俺は此奴らが何者なのか既に解っていた。だが何も言わなかった。全て過去の事だし、コイツらはまだ生まれてすらなかったのだ。


あの時の事は、今でも夢を見る。


『シド。俺の部隊が殿(しんがり)を務める。お前達は難民を連れて魔法障壁の中まで撤退しろ』

『馬鹿言うな!ざっと見ても300はいる!たった30人で何ができる!むざむざ殺されに行くようなもんだ!大体魔法も無しで何ができる…』




俺は、果たして正しかっただろうかと。

今でも答えは出ることはない。