おお奇妙なる日々よ

マリク@アースバウンダーズ
@marik4312

第4話 奇妙なる「傭兵」


私はあの日、総てを失った。


あの傭兵は、私から友人も、家族も、先生も奪っていった。


しかし彼は誰にも、裁けなかった。


今の世界は腐っている。


誰かが作った暗黙のルールに翻弄されている。


私だってそうだった。


暗黙のルールのせいで私の人生は崩れた。


これは私の人生を破壊した「傭兵」に対する、


ー復讐の物語・・・!


ー聖別市西区幸次町旅館「虹の玉楼」前ー


「・・・俺を呼び出して何の用だ?」

「・・・」

「あれか?あの・・・」

「あら、まだ覚えているのね?あの事・・・」

「ああ、忘れはしない。だが」

「だが?まだ言い訳するの?ええ?」

「私はあんたに復讐するためにここまで来たんだから。」

「おお、それはそれは、だがあれはお前らにも非はある。元々お前らが落ちこぼれをいじめなかったらこうはならなかったと思うぞ。」

「なによ!あんたは悪くないとでもいうの!?『68』番目の傭兵「八田 夜見」ィ!!」

「そうとは言ってない。お前らが始まりだと言っているだけだ。そうだろう?『96』番目の弁護士「黒一 白瀬」さん?」

夜見と白瀬がこのような論理的戦闘を繰り広げているのは原因がある。かつて白瀬、いや、白瀬の居たクラス全員が別の落ちこぼれクラスをいじめていたので、夜見がクラスを救うために参観日の日に白瀬のクラスに乱入してきて皆殺しにしたのである。

しかし、白瀬は意識不明の重体ながら生き延びたので、敵討ちのために今日夜見に襲い掛かったのだ。

「あんたは法では裁けない・・・だから平気で人を殺せる・・・だからこそ・・・私の手であんたを殺すッ!」

「・・・」

「覚悟はできている様ね?死になさい!「咎の鏡(ブランダーズ・ミラーズ)」!」

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「咎の鏡(ブランダーズ・ミラーズ)」

破壊力:A

スピード:B

射程距離:∞

持続力:C

精密性:B

成長性:C

能力:少量の光から2000万Jの光線を発射する。

外観:その他(八面体)

タイプ:近距離パワー型

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六つの八面体から、まばゆいばかりの光線が発射された。

「・・・死の腕(デスハンド)オフィーリア!」

ガオンッ!

夜見はとっさに、鎖鎌の鎌部分が鋏のようなスタンドを出し、光線を食らいつくした。夜見を襲った光線は消え去り、あたりには、再び静寂が戻った。

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「死の腕(デスハンド)オフィーリア」

破壊力:B

スピード:B

射程距離:C

持続力:A

精密性:A

成長性:A

能力:挟んだものを虚数空間に送り込む。

外観:人工物型(鎖鎌)

タイプ:遠隔操作型

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「くっ!」

「どうした?殺すんじゃあなかったのか?」

「何よ!そうやっていつも私を打ちのめして!どこまで私をいじめれば気が済むの!」

「お前が発端なのにか?人のせいにすぐするのか?ひでぇ奴だな。」

「黙れ!私がどれだけつらい思いしてきたのか分かるとでもいうのか!?」

「哀れだな。お前は愚かで、自意識過剰だ。少し自分を振り返れ。」

「黙れ黙れ黙れ!お前みたいなクズに何が分かる!このまま穴だらけにしてやる!ぶち殺してやる!この世界から消し飛ばしてやる!!!」




「アホが、一生やってろ。」




ガオンッ!




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『96』番目の弁護士「黒一 白瀬」


虚数空間に送り込まれ 再起不能(リタイア)

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あなたはどちらに同情しますか?

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