おお奇妙なる日々よ

マリク@アースバウンダーズ
@marik4312

第2話 奇妙なる「生徒会長」-後編ー

華玖夜が来てから学校内の様子が変わった。

学校内の男子はみんな華玖夜を祀り始め、女子は彼女と親友になろうとして嫉妬することさえ御法度と言わしめるくらいである。


そんなある日、華玖夜が学校に来ると、黒板に

「てめーの席はない!悔しかったら屋上まで来い!」

と書かれており、彼女の机はバラバラに切り刻まれていた。

仕方なく彼女は屋上に行く。するとそこには、鋸とハンマーを持った女性の姿があった。

「待っていたわ、クソ華玖夜」

「あなたは・・・?」

「私は月姫 聖乃(つきひめ せいの)、あんたに復讐しにきたわ」

「私なんかした?なんかしたなら謝るよ?」



「とぼけんなよ!!」



そういうと聖乃の憎悪が爆発し、

「あんたのせいで私のファンがいなくなったんじゃない!!あんたさえいなければ・・・あんたさえいなければ・・・!」


そういうと彼女の前に足が一本でイヤホンジャックのような足をした、腹、腕、肩にスピーカーのような物がついた、胸に「67」の数字がついている化身のようなものを出した。

「私は67番目の歌姫・・・そしてこのスタンドは『ザ・カバレッタ‐フォルテシモ』・・・この凄まじいパワーを持つスタンドと私に・・・勝てるかしらねぇ!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『ザ‐カバレッタ‐フォルテシモ』

破壊力:B 半径5メートル以内に入ったものを破壊できる。

スピード:E 動けない。

射程距離:D 半径5メートル以内に物がなければ意味がない。

持続動作力:A 本体が満足するまで。

精密性:E 半径5メートル以内に物がなければ意味がない。

成長性:E する必要がない。

タイプ:近距離パワー型

外観:人工物型(スピーカー)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私はポケットに入っていたカッターナイフを持って聖乃に襲い掛かった。

「はははは!カッター如きで私に襲い掛かるとか勘弁してよwwww」

すると、カッターの刃は砕け散り、華玖夜は吹き飛ばされた。


「私のスタンド能力、それは私の半径5メートル以内に入ったものを衝撃波で破壊する能力!つまり、近接攻撃は通用しない!」

「くっ!」

「はっ」

「あははは、あははははははは!!!どう?悔しい?殺してやりたい?でも無理!絶対無理!意地でも無理なんだよ!ばぁぁぁぁぁか!このスタンドがある限り、私には一歩も近づけない!正しく最強の攻守一体のバリアを持った状態!」

「」

「いい!?それもこれも全部あんたが悪いんだよ!あんたが私を嫉妬させなかったらこうはならなかったんだよ!わかったぁ?わかったら二度と私の前に姿を現さないで?このおバーカさん!!バーカバーカバーカバーカ!!死ね!!」

正しく七つの大罪の内の一つを纏った憎悪の塊!まるで般若のような顔をした歌姫は想像もできない暴言を吐きだす!

「・・・へぇー」

「???」

その時、どこからか光線が、嫉妬の塊と化した聖乃の肩を貫いた。

「なにぃ!?なんだ!これは!」

「・・・」

「あんた、まさか!まさか!バカな!」

「あんたも、スタンド使いだったのか!」

「・・・フッ」


「これが私のスタンド『THE full MOON』の力よ。」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『THE full MOON』

破壊力:A その気になれば太陽系をも破壊できる。

スピード:B 月の周回スピードの5倍のスピードで動く。

射程距離:∞ 例え地球の裏側に標的がいても狙い打てる。

持続力:∞ 標的を満足するまで狙える。

精密性:C 光線や光弾が追尾するので狙う必要がない。

成長性:E する必要がない。

タイプ:遠隔自動操縦型

外観:その他(月)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

華玖夜はそういうと、巨大な「月」が黄色い太陽を覆い、日食を引き起こした。

彼女のスタンドは「月」そのものなのだ。


「私のスタンドなら、近づかなくとも貴女を射抜く事ができる。さぁ、覚悟なさい。」

彼女の口調も変わり、まるで「姫」の様だった。

「てめぇ何様のつもりだぁぁぁ!!!」

「私は『38』番目の姫君。何処のかは言えないけど、どこの国の姫君にも出来ないことがあるわ。」

「何だと?」

「それはッ!悪を直接的に!一撃で!一思いに!うちぬくことだあぁぁぁぁ!!!」

「貴様ぁぁぁ!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド



「あんたみたいに『力』で支配する・・・そんな奴に天才を語る資格はないわ。さぁ、謝ってよ。」

彼女は敢えて聖乃を撃ち抜かなかった。撃つ価値もないと見切ったのだ。

「ひぃぃ!許して!お願い!何でもするから!ねぇ!ねぇ!ねぇ!!」

「はぁ・・・貴女はもう・・・哀れ過ぎて・・・」




「何も言えないわ」




ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ドゴォォォォォォォォォンンン!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『67』番目の歌姫

「月姫 聖乃」

再起不能(リタイア)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「・・・あ!そろそろ教室に戻らなきゃ!先生に怒られちゃう!急げぇぇ!」


奇妙なる「姫君」の闘いは、始まったばかりである。

著作者の他の作品