浦島坂田船と海賊娘

百合花日和
@utihakujime

第7話 優しい

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前回のセンラの件から3日たった。

この間、船長は1回もあいつらには手を出していない。

見張りをしていた私はふと聞いてみた。


貴「ねえ、お前ら死にたいとか思わないの?」


4人は驚いたようにこちらを見つめた。

まあ、当たり前か・・・。

奴隷が死なないようについた見張りがこんなことを言うんだからな。


島「きゅ 急にどうしたんだ、歌子?」


貴「いや、このぐらいの時期に大体の奴隷が『死にたい』って言いだすからさ・・・」


浦「・・・・その奴隷たちはどうなったの?」


貴「あまりにも可哀想だからさ・・・置いてやるんだ 銃とかナイフを

大抵はそれを使って自殺するよ」


船「えっ・・・!?逃がしたりとかできへんの?」


貴「出来るならとうの昔にやってるよ・・・私の他に見張りが外にいるんだ。

そのせいで私も逃げれない・・・・」


坂「ん?歌子も逃げられないってどーゆうこと?」


貴「私、元々海賊じゃなかったんだ・・・」


浦島坂田船「「「「!?」」」」


貴「元々 漁師だったんだけど運悪く此処の船に捕まっちゃってね・・・

奴隷になるか仲間になるかの二択だったから消去法で此処の海賊団に入ったんだ・・・。

でも・・・こんな所早く抜けたいんだよね。村襲うのも気分悪いし・・・

でも見張りいて抜けれないってわけ。」


言ったあとに私は はっとした。

こんな自分のことを何でこいつらに話したんだ。

私が内心焦っていると坂田が笑った。

笑い声に不審に思った私は坂田のほうを見ると坂田は満面の笑みで言った。


坂「やっぱそーだよな!歌子が好きでこんな海賊入るわけないもんな!」


それにつられ、他の3人の頬も緩みだした。


貴「な・・何でそんなこと言えるの・・・」


島「歌子って此処の海賊には向いてなさそうなんだよな。

なんか・・人柄の良さがにじみ出てるっていうか・・・」


船「外の見張りおらんかったらバンバン奴隷逃がしてそうやしなぁ」


浦「ただの見張りだったら俺達のために手当てしてくれたり同情してくれたり

しないしなっ!」


坂「うんっ!歌子は優しいよっ!」


思いがけない言葉に私は呆然とした。

優しい? 私が?


船「歌子?どないしたん?」


黙り込んだ私を心配してか、センラが声をかけてきた。

そんな言葉をかけられたのは多分始めてだ。


貴「坂田の言葉をそのまま返してやるよ。優しいな、お前ら」


笑ったのはいつぶりだろう。