星の使命

りあ (。・ω・。o[ にゃんころもち ]o@9/2HMマルシェ仙台い06★9/24仙コミ?
@raral_R

BH_2話

 『王の剣』

 このルシス王国のレギス国王直属の特殊精鋭部隊である。

 難民の中から優秀な人材を集めて組織されており、前線での戦闘や特殊任務を担当する。

 同郷の隊員同士の絆は強い。

 『王の剣』をまとめる将軍のドレットーを始め、鼓舞する時に「故郷の誇りに掛けて」と唱える者が多いのは帝国軍に進軍されそうな故郷を想い命を掛けて戦っているからである。

 隊員はレギスから魔法の力を貸与されている。

 瞬間移動のシフトブレイクの他にプロテクト(盾)、ファイア、サンダーの魔法を使用できるが、シフトブレイクはニックスとアルシュエイフ以外はうまく使いこなすことが出来ない。


 難民の故郷は、ルシス王国の首都インソムニアに王族だけが持つ魔法の力で第二魔法障壁が張られていない地にある。

 そのため元はハンターとしてモンスターや夜に現れるシガイを倒していた者も多く、即戦力として重宝される。

 しかし、重宝されると言っても所詮は使い捨ての駒に過ぎない、と言うのが『王の剣』内のもっぱらの認識だ。




 「〜にして、ルシス王国150年の近代史は主にニフルハイム帝国との戦争が主になる」

 午後の教室に教師の声が満ちる。

 後ろの窓際という絶好の席を手に入れた、まさに今教師が言った ルシス王国 の王子 ノクティス は頬付を付きながらスヤスヤと眠っていた。


 「ノクト、王子だからって歴史の授業中に寝てても叱られないのズルーイ!」

 授業終わりと共にノクティスの席の前の椅子に座り込む男子生徒 プロンプト はノクティスの漆黒の髪をワシャワシャと掻き回す。

 「うわっ、ふざけんな!ボサボサになるだろ!!」

 「ボサボサも何も最終的に机に突っ伏して寝てたから寝癖ついてたよ?」

 これだけぐしゃぐしゃなら、どれが寝癖か分からないでしょ。と言いたげにプロンプトは手を離す。

 「と、言うかノクトもワックス使ってみたら?毛先遊べて楽しいよ」

 ワックスでエアリーにしている自分の金髪を触りながらプロンプトは手櫛で髪を整える友人を眺める。

 王子と言えど傍に護衛の姿はない。

 また、取り巻きの姿もない。

 他の生徒は距離を取り遠巻きに眺めている。

 そんな中、プロンプトだけはその空気を破るようにノクティスに接する。

 「そんな面倒なことしてる暇あるなら寝るわ」

 まだ眠い様でノクティスは頬付を付き欠伸をする。

 「それに、歴史とかガキの頃から耳だこだし。試験の成績悪くても王子には関係ぇねぇし」

 直後、プロンプトは この王子めー! と、再度頭をワシャワシャ掻き回すのであった。




 その姿を見ている存在に気がついているのは校内に配置された数名の護衛のみだ。

 王子と友人の姿が窓越しに見える建物の屋上から双眼鏡を使いアルシュエイフは観察していた。

 スマホが小さく揺れる。

 『王の剣』の全体訓練開始の数分前になった事を知らせるアラームだ。

 アルシュエイフは無言で双眼鏡をしまうと、シフトブレイクを使い人目につかないように訓練場に戻った。

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