黒の異端者と青い竜

和泉@夢垢 色々書いてる
@Izumi2p5f7f

第 XXVI 話

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…いよいよ始まった、ミゼルとの最終決戦…





ダックシャトルがミゼルトラウザーの見える丘に着地、それを合図にミゼルトラウザーを取り囲むプレイヤー達



彼等のLBXには、【セト50】対策として開発されたスフィア

そして量産されたルミナスシューターを装備していた…





その様子を、ネロはパソコン片手にダックシャトルの下から見ている






スフィアが発動され、半透明の青白いシールドが現れる。

それを合図に攻撃を始めるベクターを、ルミナスシューターを持つ者や装備しているウェポンで反撃をみせる



戦いが始まったその光景を、映像で見つめるミゼル。



『それで僕を止めようと言うのなら、無駄だ』




すぐにスフィアを優先的に破壊する指示を出した途端、殆どのベクターがスフィアを持つLBXに向け降下。


ルミナスシューターで攻撃するも、動きが速く当たらない…



「『ルミナスシューターを持つLBXを倒せば終わる』…なんて思ってたかミゼル?」



ニヤリと笑い、エンターキーを叩いた瞬間、ルミナスシューターとは違う砲撃が放たれる。


黒い球体はベクターには当たらなかった…が、それは宙へと上がった途端に光り、強力な電磁波が放たれてベクターの動きが鈍る。



『…!』

「動かない的なんて誰でも当てられるってね」



痺れて動きが鈍くなったベクターを当てるのは容易く、次々と破壊していく

その光景を見て満足気に笑うネロのパソコンに通信が入る。



《上手くいったな。》

「当然、誰が作ったと思ってやがる」



画面に映るヤマネコにフンスと答え、別の通信が入る



《また来たよ‼︎》

「すぐに補充、その間援護を怠るな。少しでも乱れれば勝機はねぇぞ」

《こっちに来たー⁉︎》

「騒ぐなうるさいさっさと排除しろ」



ミコに指示、リュウを黙らせて計算…していた時、強引に乱入してきた通信を見てネロは悪どい笑みを浮かべる。



《この電磁波を考えたの、君だね》

「せいかーい、流石にお前の作ったベクターでもコレはキツイだろ?」



…こうなるだろうと予測していたネロは通常のスタングレネードの効果を底上げ、それ専用の砲台を用意しておいたのだ。


しかし、砲台を守りながらの作業は、一人でやるにはほぼ不可能…

それを協力してくれたのは…先程通信で話したメンバーだ



《全く、君には理解出来ない。君は人間の作った理不尽な理由で不自由な生活させられていたんだろう?僕達と一緒に世界を最適化させて過ごしやすい環境にしようとは思わないのかい?》

「……まあ、否定はしない」



ミゼルの言葉に無表情になるも、キーボードを叩く手を休めない



「でもな、お前の作る最適化した世界…なんの可能性の無い世界なんてクッソつまんねぇ、真っ平御免だ。

【ゼロ】の世界より【れい】の世界の方がやりがいがある。

何より気に入らない奴を潰す気も出るから尚良し」

《…いい台詞が台無しだな》

「だって事実ですし?」



通信を聞いてたらしい拓也の静かなツッコミにネロは、まるで悪魔のツノでも生やしたように笑って流す。



「それに、テメェはあの馬鹿あいぼうを奪った。その時点でテメェはオレの敵だ」



最後に真剣に…怒りを込めて言うとミゼルとの通信を強制的に遮断。


一方ミゼルは溜息を吐く素振りを見せ、画面を変える。



『残念だよ、ネロ』












次々と放たれる電磁波はネロの合図で放たれていく。

時には時間差を、時には撃つ場所を変えて



次に発射する時間を計算して…




ー…ネロ…ー



戦闘が起きている、インカムからの情報を聞いている


にも関わらずに聞こえた…青竜の声…




「……青竜…」



パソコンから顔を上げ、ミゼルトラウザーに向く…





…あの中に青竜はいる…


恐らく彼等のミッションを妨害する為にわざと残している…




けれど…そこまで思考を巡らせ、ギュッと掌を握る


ここで離れれば、砲台を撃つタイミングがわからなくなる

行ったところで、上手く戦えない自分は足手纏い


彼奴らの足を引っ張る位なら、行かない方がいい…




「あのチビはソラ・ウォーゼンに任せた。

オレが行くわけにはいかないんだ…」



自分に言い聞かせ、再びパソコンへ目を向けた…