黒の異端者と青い竜

和泉@夢垢 色々書いてる
@Izumi2p5f7f

第 XXIV 話 【やるべきこと】

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第 XXIV 話




キャプテントリトーンが地面に叩きつけられ、その拍子でウェポンは滑り、ランスを持つ青竜の元へむかう



その側にはジャンヌフォックス、リュウビホウオウ


強化され、ベクターをも凌駕する筈の三体が、地に伏せている



『今ので最後だったな』

「なんて強さなの…!」

『これでお前を庇う連中は居ない。さあ、どうするネロ?

此奴らと消えるか、オレと来るか』

「…………っ!」



身構えるネロは迷っていた


このままではジンや皆が…

しかし、青竜についていけばマコトが…


2つしかない選択肢、どちらも本人が望まない物



ギュッと拳を作り…その手に重ねられる温もり

顔を向けると隣にいるジェシカが手を繋ぎ、その前にジンとユウヤが出る



「君に消されない。そして、マコトさんも消させない」

「追加するならあなたを連れ戻す」

「どちらも…いや、三人は僕達の大切な仲間だ。お前の思い通りにはさせない!」

「…!」



まっすぐと見つめる三人の言葉にネロは気付かされる


誰も、諦めていないと…



ー…答えを出すにはまだ早いんじゃねぇか?早とちりは良くないぜ?相棒…ー

「…そうだな、そう簡単に決断するのは早い」



アキレスを出したネロの瞳は、諦めていない…



「マコトを死なせない、此奴らを死なせない、そして…お前を連れ戻す!」

『…それが答えか。残念だ』



鋼鉄棍を構え迫って来る青竜

アキレスを出したはいいが、今の実力では確実に負ける


なにか、なにか手は無いのか…!













ーーネロ!ーー


「ーーーー!」




それは、無意識だった

聞こえた声に反応したと同時に、勝手に手が動き、CCMを操作して、鋼鉄棍をアキレスランスで防いだのだ。

まさか止められるとは思わなかったらしい青竜やジン達は驚愕の声を上げ、一方ネロも同様に驚いている




ーー…頼む…オレを止めてくれ…ネロ……!ーー




再び聞こえた声

その言葉を聞き…決心した目付きでCCMを操作


離れた青竜に接近、連続で攻撃を仕掛けるも防がれる

だが回し蹴りしてよろめいた青竜にシールドを使って殴り飛ばし、壁に激突させる




「すごい…!」

「青竜が、押されてる…!」




ネロの変わり様に驚き、さっきまでの戦いがウソのような感覚に一番戸惑っているのは、紛れもなくネロ本人

だけど、迷ってる場合ではなかった…


あの声は、青竜自身の声

そして、自分を止めて欲しいと願っている


…なら、相棒である自分はどうするか?



…アキレス、頼む…


オレに力を貸してくれ‼︎



ギラリとアキレスの目が光り、先程よりも素早く、的確に攻撃を仕掛けていく

アキレスランスで隙なく攻撃、弾かれて鋼鉄棍が迫るも、身を捻って回避、更に攻撃


先程よりも激しさを増し、ダメージを蓄積して行った青竜が距離を置いた




《アタックファンクション トルネードランス》




青竜の周りに竜巻が発生し、それを鋼鉄棍に纏わせ放つ

が、アキレスは退かずに構える



…不思議だ…


お前の…アキレスの気持ちが…


青竜を助けたいと言う心が伝わってくる!



「必殺ファンクション!」

《アタックファンクション 超プラズマバースト》



電撃を上空に放ち、円形に成形されたそれを右腕に纏い撃ち放つ


二つの必殺ファンクションがぶつかり合う

どちらも同じくらいに見えた、が…超プラズマバーストの方が勝っており、トルネードランスを消していく



『なんだと…!』




技の反動で動けない青竜に向かっていき…直前、ベクターが間に入り代わりに技を受け爆発した

黒い煙が上がる中から緑色のプレートに乗せられ退却する青竜、そして煙がおさまると、そこには倒されたベクターが…


逃げられてしまったが漸く戦いが終わったとホッとして、その場に座り込んでしまう




「ネロ!」

「大丈夫ネロ?」

「…ああ…」




何故だかわからないがどっと疲れが出て立てない。

そして、視線をアキレスに向け、拾い上げる




「…サンキュー、アキレス…」




お前のおかげで、今のオレは何をすべきか…わかった気がした…