黒の異端者と青い竜

和泉@夢垢 色々書いてる
@Izumi2p5f7f

第 XXIII 話 【動き出したモノ】

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第 XXII 話



急いでシーカー本部に来た一行が目にしたのは、破壊された建物と、迫り来る大量のベクターの姿…


ミゼルが本格的に攻撃を仕掛けたようだ。



「冗談だろ…あんなに大量のベクターがいるなんて…」

「俺たちには山野博士の作ったLBXとネロのLBXがある!大丈夫だって!」

「数が少なければ問題無かったが、これは厳しいぞ…」



席に着き速攻キーボードを叩いて画面を変更、そこに映っているのは想像を遥かに超えたベクターの数…

いくら【アキレスD9】や【オーディーンMr−II】、そしてネロの作ったLBXがあれど、これでは勝ち目はない…



「なにしょげた顔してるんだいっ!」



そんな雰囲気の中響いた声に向くと、入り口付近にはリコを始めとした郷田3人衆が揃っていた。

それだけではない。オタレンジャー達を始め、多くのLBXプレイヤーが集まっていたのだ。



「皆!どうして…?」

「アタイ達も力を貸すよ!」

「バン達ほどじゃないけど、俺たちも戦うよ!」

「それに、早朝にネロから呼び出されて頼まれたしな」

「余計な事言ってんじゃねぇ!!!!!」



ヤマネコに呼ばれた本人は怒鳴り、ヒロ達の眼差しを受けフンっと顔を逸らし画面に集中

…耳が赤いのは気のせいだろうか…?



「それに、何も倒せるのはアキレスD9やオーディーンMr−IIだけじゃない」

「この時の為に、ルミナスシューターを増産しておいたよ!」



拓也と共に入ってきた結城の手には、増産されたルミナスシューターと、改良されたライディングソーサー

全員分…まではいかなかったが、皆が協力し合えば十分倒しきれる。



「よし、行こう皆‼︎」













トキオシア各地で戦闘が起きる中、ネロの操作する画面に今いるTOが映される。



「ーっ!おい!こっちにもベクターが接近してるぞ!」

「近くにいるのは誰だ⁉︎」

「ジン、ユウヤ、ジェシカの三人よ、でも距離があるから到着に時間が掛かるわ!」



石森里奈の言葉に舌打ち、ガタッと席を立ち研究所を出ようとする



「ネロ!何をするつもりだ⁉︎」

「ちょっとでも時間稼ぐ、それ位は出来る!」





・・・・





TOの入口に到着したベクター

ウェポンを構え目の前の扉を破壊しようとして…放たれたマシンガンで妨害される



「山野バン。悪いがお前のアキレス、もう少し借りるぞ」



挑発的に笑いCCMを持つと、襲いかかって来たベクターの群れ

アキレスを掴むより先に回避、宙に浮くとマシンガンを放ち動きを封じる。



(やはり硬いな…なら接近戦だ!)



着地してマシンガンを捨て、アキレスランスを出して構える。

回避の遅れたベクターの胴体を貫き、刺したまま振り回して他のベクターへと投げつけ爆発。

音を立てアキレスランスを振り、迫り来る剣をアキレスシールドで防ぎ、弾いていく。

防御のまま動けないアキレスに向かい、他のベクターは片手銃を構える



「させるかよ!」

《アタックファンクション ライトスピア》



ベクターから離れ、アキレスランスにエネルギーを溜めて放つ。

今戦ってたものから片手銃を構えるベクター共々貫き、破壊していく。


攻撃を終え着地したアキレスに飛びかかるベクター

だがそれは銃弾で撃ち抜かれ、それに反応して振り向く者共を砕き、切り裂かれていく。



「待たせて済まない、ネロ」

「おっせーぞお前ら」



漸く駆けつけたジン、ユウヤ、ジェシカと共に残りのベクターを破壊していく。



「最初に比べて数が大幅に減ってる、この調子なら…」

「! 危ない!」



ジェシカの声に反応し咄嗟にそこから離れる

直後に降り注いだ、無数の光

今のに見覚えのある者達はそれに目を奪われた…




『いい加減、足掻くのは辞めたらどうだ?』



上空から聞こえた声に顔をあげると、ベクターを従え此方を見下ろす青竜の姿…



「青竜!」

『………』



青竜はユウヤの声に反応を見せず、まっすぐネロへと向ける。



『ネロ、どうしてミゼルの提案に乗らなかった?』

「オレは人の指示に従ってどうこうするのは嫌いなんだ。だから断った」

『…そんなにそこにいる人間が大切か?』

「当たり前だ」



睨みつけるネロと青竜

交わる視線、長いような沈黙…それを破ったのは青竜だった。



『なるほど、だったら強制的に連れて行く』

「ー!」

「させない!」



リュウビホウオウの剣が迫る、が青竜はそれを躱して着地。

その側でキャプテントリトーンとジャンヌフォックスが構える。



「お前ら…!」

「これ以上、ミゼルの思惑通りにさせない!」

「ネロも、青竜も守ってみせる!」



三体同時に攻撃を仕掛け……青竜の目がギラリと光った