黒の異端者と青い竜

和泉@夢垢 色々書いてる
@Izumi2p5f7f

第 XXI 話 【教義を与えるモノ・恐怖を与えるモノ】

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第 XXI 話





タイヨウ、ハヤテ、八神らがベクターとゴーストジャックされたLBXを相手に戦う中、郷田と仙道は目の前に立ち塞がる青竜に戸惑いながら構える。



「…青竜、俺たちがわかんねぇのかよ?一緒に戦って来た仲間だろ?」

『仲間?オレにはそんなものは居ない。ましてや人間なんかと仲良くした記憶もない』

「…あのチビの言う通り、本当に記憶を書き換えられたのかよ…」



そう告げる仙道の表情は険しく、CCMを持つ手に力が籠る。



『此処は人間共には過ぎた物、排除させてもらうぜ』

「させるかよ!」



ハカイオー絶斗、ナイトメアが降り立ち、バトルはスタートされた。


最初に動いたのはハカイオー絶斗

力任せに武器を振るっていく、が青竜は防ぐどころか身を捻るだけで回避していき、攻撃する様子は無い。



『随分と興奮してるなお前、そんなんじゃオレを倒せないぜ?』

「だったらコイツはどうだ‼︎」



ストライダーFを生かした、ナイトメアの素早い攻撃

だがそれも回避され、逆にナイトメアズソウルを掴まれてしまった。


助けようとするハカイオー絶斗を見て、ナイトメアを掴み盾にされてしまい攻撃

できなくなる。



「くそ…!」

『弱い連中だな』



ナイトメアを投げ付け、回避出来なかったハカイオー絶斗に直撃。二体は吹き飛んだ



…まだ、迷いがあった…


ネロから青竜の事を聞いて、未だ信じられない部分があったから…



しかし、目の前にいるのは、自分達の知る青竜では無い。

完全にミゼルの配下と化した青竜だ。



もしこのまま倒してしまったら…ネロは…マコトは…



青竜の攻撃を防御していくが、その思考で上手く出来ずダメージが蓄積されていく



『お前らの遊びに付き合うつもりは無い、消えてもらう』

「「ー‼︎」」



青竜が構えた、次の瞬間

三体の間に割り込み、青竜を攻撃した青黒いLBX

それを回避した先に瞬時に現れた白いLBXの攻撃を、青竜は防御の体制を取ったまま後退


一方郷田と仙道は新たに現れたLBXの見て驚く



「ハカイオー絶斗…?」

「コイツは…ナイトメア…?」



一見、自分達の持つLBXに似ている。

だが、その姿は自分達の知る物とは違う…


困惑する2人のCCMに一つの通信が繋がる。



《そのLBXを使え!》

「ネロ…!コイツはいったい…?」

《オレが開発したコアスケルトンを元に、お前ら用に作った新たなLBX

【ハカイオー怒愚魔ドグマ】と【ナイトメアフィアー】だ!》

「ネロの作った、LBX…?」



二本の剣を持つハカイオー怒愚魔と、ハンマーを担ぐナイトメアフィアー

ソラが持ち帰った設計図を元に作り出されたLBX。


…しかし、それを受け取ると言うことは、青竜を…



《…ソイツを使って、そこにいる馬鹿あいぼうを止めてくれ…!》

「! …わかったぜネロ!」

「しょうがないから、引き受けてやるよ!」



ネロの、初めて聞いた頼みに2人は驚き…そして決意した顔になり、LBXの同期変更。

ハカイオー絶斗とナイトメアの目が点滅して消えると、ハカイオー怒愚魔とナイトメアフィアーの目が光り、同期が完了して構える。



「いくぜ青竜!」



先に動いたのは郷田だった。

ハカイオー怒愚魔を動かして青竜へ接近…そこで最初に驚いたのはその反応速度。

今までと違い、入力した直後のハカイオー怒愚魔は情報を処理、動作に至るまで非常に速い。


今までと違い速い攻撃に青竜は回避出来ない変わりに防御で防ぐ、がハカイオー怒愚魔の攻撃力が高く、吹き飛ばされる。



「今までのハカイオー絶斗よりも…いや、それ以上にすげぇ…!」

『っち…!』



体制を直した青竜の目の前に現れた、白いナイトメアフィアー。

その笑みは本当に笑ってるかの様に見え、直後に振り下ろされたハンマー攻撃。


回避に成功し、鋼鉄棍をナイトメアフィアーへ向け突進。

だが、ナイトメアフィアーのスピードは速く、まるで瞬間移動でもしているかのような錯覚を感じさせる。



「…俺のナイトメア以上にスピードが出るのか、コイツは…」



慣れない、振り回される、ネロが作ったLBX

けれど、これだけは確信した…



これなら、青竜を止められる…と



「一気に決めるぜ仙道!」

「俺に指図するんじゃねぇ!」



同時に動き、攻撃を仕掛ける。

ハカイオー怒愚魔の猛攻撃を青竜は鋼鉄棍で弾き、けれども威力はハカイオー怒愚魔の方が上らしく、青竜の方が押されていく。


距離を離し、構える青竜…だがナイトメアフィアーはそれを許さず瞬時に移動、目の前に来るとハンマーで殴り飛ばし、漸く見ることのできた…青竜が跪く姿



『っナメるな人間どもッ!!!!!』

《アタックファンクション ガエボルグ》



鋼鉄棍にエネルギーが集まり、無数の光となって二体へと降り注ぐ。



「必殺ファンクション!」

《アタックファンクション デスサイズハリケーン》



黒い風を帯びながら舞い上がり、地面に叩きつけ衝撃波を放つ。

ぶつかり合う二つの必殺ファンクション、だが、仙道の放ったデスサイズハリケーンが威力が高く、ガエボルグは消されてしまう。

驚く青竜が咄嗟に回避し、忌々しげに2人を睨みつける。



《アタックファンクション 雷吼砲ライコウホウ



全身にエネルギーを蓄積し、口を開いて一気に放つ。

それを見て、今度は郷田が動いた。



「必殺ファンクション!」

《アタックファンクション チョウ我王砲ガオーキャノン



ハカイオー怒愚魔の胸部に備わっている二つの砲台にエネルギーが蓄積、発射される。

二つの砲撃がぶつかる、が、雷吼砲は消されてしまい、攻撃の反動で動けなかった青竜に直撃。

ブレイクオーバーしなかったが相当なダメージを受けて倒れる青竜。

全身はヒビ割れ、火花が散っている。


それを見た二人は攻撃を止め、青竜に近付く。




雷吼砲そのわざを教えたの、誰だと思ってる?」

『…コレは…ミゼルがくれたもので…』

「違う。今年のアルテミスで、俺がお前教えた。俺のハカイオー絶斗じゃあ合わないってな」

『! そんなハズは…!』

「お前と、紅竜と、ソラで一緒に訓練して覚えた技だ。それさえも忘れたのかい?」

『違うッ‼︎』



無理やり立ち上がり、その度に火花が飛ぶも気にせず青竜は叫ぶ。



『オレはミゼルに造られた!オレの技を構成したのはミゼルだ!オレは………ッ!』

「…?」



叫んでいたその時、一際強く火花を散らしたかと思えば、突然胸部を抑え跪く青竜。

それを見つめ…言葉を失った。



『…ごー、だ…せん、どー…』

「「っ⁉︎」」



今までとは…冷たい口調をは全く違う、聞き慣れた口調で、2人の名前を呼ぶ青竜。



『とめ…オレ、を…』

「青竜⁉︎」

『たすけ…あいぼ…!』



そこまで言った直後、何処からともなく現れたベクター。

緑色のプレートに乗ったまま2人の間を擦り抜け、青竜を掴むとそのまま飛び立っていく



「くそっ待ちやがれ!」



CCMを操作してベクターへ攻撃するも難なく躱され、離れていっていく…




その様子を見て、二人はバン達が来るまでの間飛んでいった先を見上げていた