黒の異端者と青い竜

和泉@夢垢 色々書いてる
@Izumi2p5f7f

第 XIX 話 【ノート】

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第 XIX 話



ディスティニーゲートを突破


その直後、ゴンと鈍い音を立てぶっ倒れたネロ


驚いたバンが駆け寄り起こしてみると…



「…ね、寝てる…?」



スピー…と眠るネロに呆然、そんなの御構いなしにネロはぐっすり眠っている。



「大丈夫か?」

「うん、眠ってるだけだよ」

「帰った時にちゃんと寝たのか?」

「うん、夜中に起きてた事あったけど…」



昨晩の事を思い出し、取り敢えず仮眠室に連れて行く事に…




・・・・・・





布団を被せ、それでも反応なく夢の中にいるネロにバンは苦笑。

いつもと違う、険しい表情とはかけ離れた、リラックスしている表情…


…そういえば、まともに休んでなかったんだよね…


顔に掛かっている前髪をそっと払い、眠るネロを見つめ…



「襲うなよ?」

「うわあっ⁉︎」



ドアに寄りかかり此方を見るレックスに過剰に驚くバン。



「れ、レックス⁉︎いつから⁈」

「安心しろ、今きたばかりだ」



何に安心するんだ?と誰からいたら思うだろう…

一人ワタワタするバンの様子を見て笑うとベッドに近づき、眠るネロを覗き込む。


その横顔は、何処と無くネロを心配しているようにも見えて…



「…レックスも、ネロを心配してたの?」

「一応、コイツの保護者だからな」

「あ…そっか」



その答えにホッとして息を吐くバン



(…あれ?どうしてホッとしたんだろ俺…?)



何故そう感じたのかが分からず戸惑うバンを見て、レックスは視線を彼に向ける。



「バン、一つ聴きたい事がある」

「え…?なに?」

「お前、ネロをどう思っている?」



どきりと、心臓が高鳴った気がした。



「ネロは、大切な友達…だよ」

「…それだけか?」

「も、もちろん!」



それを聞き「そうか」と答えると、バンを探しにきたアスカに呼ばれる。



「情報が出てきたから来いってさ」

「わかった、あ…でもネロが…」

「後で俺が伝えておく、お前は行ってこい」

「…うん、わかった」



ネロを任せ、バンはアスカと一緒に戻る事に…












「…で、お前は何時まで狸寝入りしてるんだ?」



レックス以外誰もいないのを確認後、ベッドに横たわるネロに言う。

するとパチリと閉じていた目を開け、ガバリと起き上がる。



「…お前、他人が寝てるフリしてるってのに変な質問してんじゃねぇよ」

「なんだ、期待出来る答えが出るとでも思ったのか?」

「思・う・か・よ」



くだらねぇ…と溜息。そんな様子を見てレックスは腕を組み、ネロを見下ろす。



「いいのか?ミゼルの事、何かわかるかもしれないのに」

「奴の正体は知ってる、あのまま居てもダラダラ長くてつまんない会話聞くだけで退屈なだけだからいいんだよ」



やりたい事は大体終わっている、あとはオメガダインにある【アレ】さえ手に入ればいい…


そこまで考え、ある事を思い出してレックスを呼ぶ



「当分誰も来ない、いい機会だからお前に話がある」

「俺にか?」

「ああ」



そこまで言い、レックスを睨みつける






「ーー、ーーーーーー」







・・・・・






「ここだ」



風魔キリトに案内され到着した、ネロが使っていたラボ

中に入るといくつもの部品が散らばり、未完成のLBX、キラードロイドが置かれている



「これ、ゼウスみたいね…」

「試作品なんだろうね…でも動かない」

「彼奴は完成した物以外は全て未完成のまま放置していた。曰く「パクられても動かせなきゃ意味ないだろ」だそうだ」

「…まるでミゼルの事を予期してたようね…」



ジェシカの言葉にカズは反応する

…ネロもまた【異世界】から来た人間

もしかしたら、この事を知っていたのでは…



「えっと、確か『どの時代でも絶対勝てないもの』にネロが持って来て欲しい物があるんですよね?」

「どの時代でもってどう言う意味だろ…」



皆が考えながら部屋を捜索…ふと、カズは足下に違和感を感じる

今まで硬い感覚だったのに、今足を置いてる部分だけ軽く感じ、突けばコツコツと音が




ーどの時代でも、こう言うのには勝てないなー




旧・イノベーター研究所で言ったネロの言葉を思い出し、まさかと思いながらそこを探る

すると不自然な穴があり、指を引っ掛けて持ち上げる


そこには、今時珍しい一冊のノートが…



「…これ、か?」

『…何度も触った痕跡がある、これだろうな』



肩に飛び乗った紅竜が言うとジェシカ達も寄って来た



「今時ノートに書くなんて珍しいね…」

「だけどそのおかげでミゼルから逃れたのかもね」

「……………」



ジッと見ていたジェシカは皆を見て、悪戯っぽく笑う



「ね、せっかくだから見てみない?」

「ええ⁉︎」

「勝手に見るのはちょっと…」

「あのネロが必要としてた物なのよ?もしかしたらミゼルに対抗出来る方法が載ってるかもしれないじゃない。

それに、中を見ても構わないって言ってたし」



そう言われて気にならない筈もなく、カズを中心にノートを開いて…驚愕



「……こ、これは…」

「…なんて言うか…」

「・・・・・きたない」

『もっとオブラートに包め』



と言うが実は同じ事を思っていた紅竜

それもそのはず


ノートにはビッシリと書かれた…いや、まるで子供の落書きのようなものが書いてあり、それは全ページ全て載せられていた



「…何考えてるかわからない奴にはお似合いなものだな…」

「「・・・・・・」」