黒の異端者と青い竜

和泉@夢垢 色々書いてる
@Izumi2p5f7f

第 XV 話 【償い】

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第 XV 話



俯き、誰とも話そうとしないネロ…

そんな彼女に拓也は近付く



「先程のミゼルの話、どう言う事だ?」

「…………」

「それに、青竜を破壊するとは…?」

「…オレの問題だ。お前等が知る必要は無い」




決して答えようとしないネロに苛立ちは募り…先に出たのは、カズ



「お前いい加減にしろよ。昨日ので丸くなったかと思えば全然なってねぇし、身勝手だし、

お前の所為でどれだけこっちに迷惑かかってるか自覚しやがれ!」

「っ‼︎」




その言葉を聞いた時、ネロはカズを睨み上げた




「自分がした事の償いをして何が悪いッ‼︎」

「「⁉︎」」



突然、声を荒げたネロ

興奮しているのかそのまま叫ぶ



「お前等からLBX奪ったのも!スレイブプレイヤーにさせて味方同士で戦わせて傷つけたのも!命奪おうとしたのも!アダムとイヴを暴走させたのも!今この状況作ったのも!マコトの居場所無くしたのも!彼奴の相棒を豹変させちまったのも全部!全部全部全部全部全部全部全部!全部オレがそうさせたんだ‼︎

オレが!オレ…が…っ!」



その瞬間

ネロの瞳から落ちる涙

その姿に驚いて言葉を失う中、ネロはデスクに寄りかかり、そのまま崩れ落ちる



「…オレが、青竜をあんな風にさせてしまった…マコトや、お前等の知ってる青竜を…だから…」



俯き、それ以上言えなくなったネロにどう言葉をかけるか迷う中、紅竜はネロに近付く



『…ネロ』

「………」

『お前が何を隠そうとしているかはわからない。だが、今お前がしている事は、我儘で身勝手な事だ。

何も告げない、誰にも話さない、自分だけ知っていればいい。

自己中で、まるで子供のようだ』

「…煩い…」

『それと、それで償っているつもりだろうがそれは違う。自分を傷つけるだけで全く償っていない。

確かに自ら犯した罪に罪悪感を持たなければいけない。が、だからと言って皆に何も知らせず、何でも自分で背追い込むのはそう呼ばない。

自分を追い込み、自分で自分の心を傷つけているだけに過ぎない。

本当に償いたいと思うなら、それを皆に伝える事も償いの一つだ』

「紅竜…」



…嘗て、イフリートとして皆の前に立ちはだかっていた

しかし、人に興味を持つと同時に、その罪を償おうとしていた…


それを知る者は皆、紅竜イフリートの心に気付いて見つめる



沈黙の中、バンはネロに近寄って膝をつき、ネロの肩に優しく触れる



「ネロ、昨日言っただろ?ネロは俺の大切な友達だ。

だから、君を助けたい。君の苦しみを一緒に背負いたいんだ」

「……っ…」



それを聞いて反応し、ゆっくり顔を上げる

涙で濡れた、今まで見たことの無い…本当に辛そうな顔


それを見て一瞬強張るも笑みを浮かべて、少しだけ握る力を強める


少しでも、安心出来るように…



「…………檜山蓮…」



名前を呼ばれた檜山は、腕を組んだまま視線だけをネロに向ける



「…どうせ、聞いてたんだろ…」

「…良いのか?」

「良い…と言うより、言いたく無い…オレには…言えない…」

「……ああ」



そう答え徐にCCMを操作、自分のLBX【Gレックス】を出した。



「…旧・イノベーター研究所で一時的にネロと別れたのを覚えているな?」

「え…うん」

「その時俺はコイツをネロのフードに入れていた、万が一に備えてな。

だが…予想を超えた事が起きていた…」



GレックスをCPに乗せると流れてきた音声…



《ふざけんなミゼル!オレのもの勝手に使いやがって!》

《いやそこじゃないだろっ‼︎》


「これって、キラードロイドと遭遇した時の…」

「ああ、ここまでは普通だった、が…」



檜山がそこまで言うと、皆聞き覚えのある声に…特にネロが反応した






《ネロ》