黒の異端者と青い竜

和泉@夢垢 色々書いてる
@Izumi2p5f7f

第 IX 話 【手紙】

この小説は夢小説 (名前変換ができる小説) です。
キャラベルに登録してログインすると、登場人物の名前をお好きな名前に変更できます。

第 IX 話






「あれだ!」




走り続け数分が経った頃、言われていた場所に着く。

だがそこにもLBXが待ち構えており、中にはベクターの姿もあった。

何としてもベクターは倒そうと思ったユウヤはDエッグを展開。

逃げ場をなくしたが…それでもベクターの強さは目に見えて痛感させられた。




「悔しいけど、やっぱり強い…!」

『一気に決めるぞ!』

「ああ!」




リュウビの剣でベクターを攻撃、しかしベクターは腕で防御するだけ…

その隙を突いた紅竜がベクターに近づき…




《アタックファンクション ガトリンクバレット》




必殺ファンクションで連続攻撃、最後にベクターの頭部に強烈な一撃を与え、蹌踉めく




『ユウヤ!』

「必殺ファンクション!」

《アタックファンクション 白虎衝波斬ビャッコショウハザン




剣先にエネルギーを貯めていき、それを白虎の姿にさせ一気に迫る。

白虎を帯びた斬撃を受けたベクターはブレイクオーバーした




「やった!」

「ソラ、ラン、アスカはここで待機。ユウヤとヒロは俺について来い!」

「「はい!」」




3人はトンネルを回ってスタンフィールインゴットを手に入れる。

取ってくる間、アスカが俺も行きたかったと呟く中…




『…ん?』

「どうしたの?」

『…そう言えば、厄介なモノが残ってたな』




紅竜が見る先には、嘗てパラダイスで一度だけ見たキラードロイド【ヒドラ】




「キラードロイド⁉︎」

「ラッキー!残って正解じゃん!」

『油断するな!来るぞ!』




ヒドラから光が放たれ…次に映ったのは、火山のようなエリア

足元には灼熱のマグマが流れており、一歩でも踏み外せば…考えるだけで恐ろしい




「ここは援護射撃が必要ね…ラン、お願い!」

「任せて!」

「アスカ!」

「おう!」



ヴァンパイアキャットがヒドラに接近、ヒドラから伸びる竜頭のような腕が振り下ろされるが、当たるより先に回避、切断していく。

悶えるヒドラの腕がヴァンパイアキャットに迫る、がミネルバ改の射撃が阻止。




「腕が邪魔で上手く動けねぇよ!」

「任せて!紅竜!」

『了解だ!』

《アタックファンクション 飛竜撃ひりゅうげき




竜の姿に変形。エネルギーを帯びてそのまま腕を切断していく

邪魔するものがなくなったヒドラにヴァンパイアキャットが近付き、構える




「必殺ファンクション!」

《アタックファンクション デビルソウル》




魔方陣を召喚し呼び出された邪悪な魔物

力を溜めて放たれた蝙蝠のようなそれがヒドラのコアに直撃、耐えきれなかったヒドラは爆発した。


それと同時にトンネル内が大きく揺れだした




「な、なんだ⁉︎」

『今の爆発で此処が崩れそうになってるのか…!』

「ウソでしょ⁉︎」


「おい‼︎何が起きた‼︎」




【スタンフィールインゴット】を回収したコブラ達に事情を手短に説明、急いで此処を脱出


皆が脱出完了した…と同時に瓦礫が雪崩れ落ち、入り口は塞がれてしまった…




『だ、大丈夫なのかコレ…』

「さあ…」

「ま、まぁアレだ。まだベクターやゴーストジャックされたLBXを一網打尽にしたと思えばな」

「…どちらかと言ったらあの自分勝手な男の人が煩そう…」

「「『・・・・・』」」




悲しい事に、それは的中した。




皆が必死で取り出した【スタンフィールインゴット】

それを見た鉱夫達はくれると言うのに対し、その男だけは頑固として譲らず、更にトンネルを埋めた事に対して損害賠償を請求してきた。


これには流石にコブラもキレそうになり…




「あ、そう言えば…」




ユウヤは何か思い出したようにポケットを漁り、一通の手紙をその男に差し出した。




「コレ、ネロから預かってたんです。読んでくださいって」

「私にか?」




やや強引に奪い手紙を読み始め………次第に顔色が青くなる

何事だと言いたげなメンバーをそのままにユウヤは…




「それを読んでから言えって言われたんだけど…

『譲らなかったらどうなるかわかるよね?』だって」



トドメの一言。

それを聞いた男は見てるこっちが心配になる位真っ青になり




「わわわわわわわかった!わかった!譲ります!譲ります!だからそれだけはやめてくださいいいいいいいいいい‼︎」

「アイツなにやったんだ⁉︎」

「ちょっと何したの⁉︎」

「いや、僕はそうするようにって言われただけで…」


「・・・ネロは敵にしちゃいけないね」

『・・・ああ』



ガタガタ震えて遂には土下座までした男を見てそう思ったとかなんとか…










・・・・・









TO社



そこでは、回収した【AX-000】を元に新たなLBXを開発していた



他の人と同じくパソコンを操作していたネロは、ふと指を動かすのを止める。




「…頭冴えないからちょっと空気吸ってしてくるわ」

「ああ、わかった」



そう言い残し研究室を後にしたネロ。

夜のTOには人気が無く、真っ暗な一室へ入る



そして、扉が閉じると同時に崩れ落ちる



「…これしかないんだ…仕方ないんだ…」



その目から零れ落ちる雫

両手で押さえても止めどなく流れ、ポタポタと落ちていく



「……全部…っ全部オレの所為だ…!」