黒の異端者と青い竜

和泉@夢垢 色々書いてる
@Izumi2p5f7f

第 VII 話 【潜入ミッション】

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第 VII 話






NICSから通信を受けた八神英二らは旧・イノベーター研究所へと向かっていた



そこで見たのは…夥しい数のLBXと、ベクターの姿…












「うお真っ暗」



日本に到着したのは夜

本来なら明かりが着き賑わってる筈のトキオシアは、異様な静けさに包まれている



原因は…言わずもがな



「緑色の六角形発見。距離は10〜15か?」

「テキトーに言うな」

「やっぱりベクターが…」



その言葉に怒りを抑える山野バン。

自分の大好きな物が悪用されて、怒らない筈がない


横目で見て溜息を吐き、話を切り替える



「とりあえずシーカーに行った方がいいんじゃね?」

「そうだな。確か先にイノベーター研究所を調査してもらった筈だ」 



直ぐ様シーカー本部へと足を踏み入れた。

が、嬉しい情報は無かった…




「イノベーター研究所はどうなっている?」

「それが…既に稼働状態になっており、多数のLBXが占拠しています。」

「何だって!?」



その証拠にゴーストジャックされたLBXが多数研究所を徘徊していた。

サーバーへのアクセスを試みても上手くいかず、完璧なファイアーウォールで弾かれてしまう。



「流石ミゼル仕事早ぇ〜」

「感心してる場合か‼︎」

「どうやって【AX-000】のデータを回収するの?」

「ミゼルと戦うことの出来る力が目の前にあるのに…!」



皆が悔しがる中、ただ一人…海道ジンは違った



「…あの研究所には、ベクターの手に決して触れられない通路がある」

「なに?」



曰く、海道義光が万が一の時に備えて作った脱出用の隠し通路があるらしい。

八神英二でさえもその存在を知らないようだ。


「研究所のシステムからは切り離されている。そこからならベクター達に気付かれずに侵入出来る。」

「そんなものがあったとは…。」

「行きましょう。少しでも可能性があるのなら!」



河村アミの言葉に頷き、早速イノベーター研究所に向かうことに…








旧・イノベーター研究所に向かうのは

山野バン、河村アミ、青島カズヤ、海道ジン、ネロ、檜山蓮

そして今回は山野淳一郎博士も同行して研究所手間に着いた


真っ暗でもわかるくらいLBXの目がギラついており軽くホラーであるが、まぁそれはどうでもいい


かなりの数のLBXが徘徊しているのを確認、やはり海道ジンの言う緊急脱出通路を使う事になった



「ここだ」

「え…?」

「何も…なさそうだけど?」



着いたのは言われた通り、何もない場所

近代技術で育った者達は辺りをキョロキョロしているのを見てから、足先で地面を確認。


最初は柔らかいフニフニした感触、歩を進めていき、下に何か敷かれてるような硬い感触。



「…どの時代でも、こう言うのには勝てないな」



オレの言葉に怪訝な顔をする青島カズヤを他所に海道ジンに示すと頷き、木の枝…に見せかけたスイッチを引く。

全手動らしく、モーター音などせず静かに開いた研究所脱出路。

それを見た一同は驚いた顔で見ている。



「なんか、古臭い仕掛けだな…」

「敢えてこうする事で敵の目を免れる。特に近代技術が高いと皆そっちに目が行くからな」

「…マコトもだけど、ネロってどの時代の人間なの?」

「今は2051年だから…約40年くらい前の時代にいたな。あ、そしたら山野淳一郎博士と同じくらいか?」



え・・・とでも言いたげな面々をそのままにしてさーて行こ行こ。




研究所は薄暗く、長い長い通路を歩く音がかなり響いている。

その間、八神が以下のことを説明した。


この通路の先に司令室があり、そこからの操作でサーバールームをシステムのネットワークから切り離し、【スタンドアロン化(他の機器に依存せず単独で動作する環境。直訳だと「孤立」を意味する)】させるのだそうだ。

このように細かい作業をするのは、ミゼルに【AX-000】の在り処を知られない為であると…



「じゃあ、その後に二手に別れてサーバールームに向かうんですね。」

「そうだ。バン、アミ、カズは私と」

「ジン、ネロは私と檜山と一緒だ。先に到着した方が現場を確保する。」



オレは一人で潜入したかったでーす

まぁそう伝えても檜山蓮コイツに「ダメに決まってるだろ(キッパリ)」で両断されるから余計な事は言わない

やるべきなのは設計図を一刻も早くサルベージすることである。



「一気にいくぞ。」

「はい。」


通路を走り抜けた先にある部屋、ここが司令室。

一同はCCMを用意して部屋を開けた。


待ってましたと言わんばかりに放たれる銃弾、予想はしてたので皆隠れ、LBXを出して戦闘開始



「って、なんでネロは戦わないんだ‼︎」

「悪ぃな今押収されてしばらく使用禁止礼出されてんだ」



大ウソである。念の為にLBX(サラマンダー)持っている。

だが今のオレの実力じゃ失うだけで役立たずなんで出さない。

憎らしげに青島カズヤが睨んでくるがスルー



全てのLBXを撃破、パソコンに駆け寄り操作してサーバーをスタンドアロン化させる。

持って数分だが、やらないよりはマシだ。

カタカタとワープロ入力してスタンドアロン化完了。振り向くと同時に皆駆け出した




…が



「やっぱこう言うのって普通にあるよな〜」



放たれたランチャーを身体を捻って回避、オレを飛び台にしてGレックスがLBXを破壊した



「おいコラ檜山蓮オレを踏み台にするな!」

「丁度いい所にいたお前が悪い」

「意味わからんわ‼︎」



吠えr…騒ぎ出すオレを八神英二が呆れ顔で押さえる

そして「今はこんな事をしてる場合か」と怒られた。オレが。理不尽だ。



来る敵を全て此奴らに任せて先を進み…ふと感じた気配

…わかりやすく言えばそれは「嫌な予感」


まさかと思い走る足を速めれば、サーバールームへの通路が一部閉まろうとしている



「おいおい冗談だろ…!」



それを見て急ぐ、が“全員一緒”は無理だ

背負っていたリュックを海道ジンに投げ渡しスピードアップ、元陸上部(助っ人)なめんなよコラ!

助走をつけ地を蹴り、挟まりそうになる身体を棒高跳びのように上手い具合に捻って躱し…同時にフードに何かが入るも、それには気付かぬまま…


柔らかいマットなんて存在しないので冷たい床を転がり漸く止まり、同時にシャッターも閉じる。



「ネロ‼︎」

「んなに騒ぐな、中に侵入出来たぞ」



幸いな事にサーバールームのロックは解除されている、これならオレ一人でどうにかなる



「くっ…やはりパスワードを解除しないと入れんか…」

「ならオレのタブレットを使え、海道ジンに渡したリュックに入ってる」



そう伝えた直後、向こうで咆哮のようなモノが聞こえた


今のは…キラードロイド…?



「ふざけんなミゼル!オレのもの勝手に使いやがって!」

「いやそこじゃないだろっ‼︎」

「俺達がキラードロイドを倒すから、ネロは…」

「へーへー、言われなくとも回収しますよ」



サーバールームに入り操作、数字や英単語で埋め尽くされ、更に操作して【AX-000】の痕跡を探しに……





『ネロ』





ピタリと、キーボードを打つ手が止まった。

数秒程止まり、振り向いた。



「…どチビ…」




オレを見る一体のLBX…青竜がそこにいた