文豪魔導師☆燈莉の幻想録⑤

哉汰Kanata@低浮上気味
@shiokanaria_08

最終章 episode㊽ 京都編「京都市大規模魔法戦争 その①」

【現在】------京都/平安神宮

平安神宮の屋根に立っている一人の男性が見渡している。雪乃丞元専務参謀長であった。

「すまない。もう神社には戻らないて決めたんだよ。ようやく正体を暴いた君には感謝するよ明堂院燈莉参謀本部長。君はもう…終わりだ。」

後ろには敵魔導師が数体いる。

「お前らには命令だ。一人残らず…!魔導師全員…潰せ!!!!」

すると背後から、銃声が聞こえた。一人撃たれた。

「誰だ!!!!!どこから撃ってきた!?」

「隊長あそこです!!!」

撃ったのは千紗だった。気づかれたせいか木陰に隠れた。

「中佐殿。居場所わかりました。敵に気付かれたので一旦離れます。」


【現在】------清水寺前。(燈莉&太宰他数名の魔導師)

「了解した。」

「燈莉、これからどうする?私に指示を」

太宰が言った。

「とりあえず、千紗からの連絡を待つのみ。先に付近の住民に避難勧告を出したからここには魔導師しかいない。」

「中佐殿!逃げ切れました!」

「ご苦労。少尉。各エリアに通達してくれ。」

「…各隊員に伝達!敵魔導師を発見。その中に雪之丞参謀長がいる事を判明。場所はエリアA付近の平安神宮。付近にいる班は直行するように。以上」

燈莉は言った。

「平安神宮て近くじゃん!お前ら!!早速だが!急いで平安神宮に行くぞ!!!千紗が待っている。残りの班は引き続き調査するように!」

太宰は言った。

「了解。」


【現在】----平安神宮(燈莉&太宰他数名魔導師)

平安神宮に着いた燈莉達は、陰に隠れてる千紗がいた。

「千紗。大丈夫?」

「大丈夫です。それより中佐殿。あそこの屋根の上に立ってるのが雪之丞参謀長です。」

「とりあえず。あれをやるか。演算術式でかましてやるか。」

演算術式を唱え敵魔導師を瞬殺した。

「隊長!今度は何です!!!」

「演算魔法だよ。そこの若造。」

「その声は、まさか…。どうしてここがわかった…!」

「ここに有能な魔導師が居てね。おかげさまで場所を突き止めたてわけさ。それよりさ…。奏音の呪いを解除しろよ。…て言っても無理か。お前らに次ぐ!!!こいつらを跡形もなく殺せ。そして捕虜のために隊員一人を仕留めろ!参謀長は私が遣る。」

燈莉に言われた魔導師たちは敵を次々と仕留めた。雪之丞が他の魔導師たちに向かって撃とうとした瞬間、燈莉の御子珠によって阻止した瞬間太宰の異能力で魔法を留めた。

「どこを見てるんすか???雪之丞参謀長。私が相手だ。今すぐお前を殺す…!」


【現在】--------京都市内(或斗単独行動)

一方或斗は京都市内を回っていた。

「魔導反応はない…何か様子がおかしい…」

屋根の上から銃声音が聞こえ、その場で避けた。

「やっぱり魔導反応がないと思いきや、あなたでしたか。望月。」

「これはこれは…月神情報管理室長…いや、月神准将ではありませんか…。」

「やはりあなたは…参謀長の味方についたのですか??」

「そういや君、オフェンス専門の魔導師だったとは。あれ?君には弟君の所にいたはずでは…?」

或斗はにっこりとした表情で、

「あぁ…あいつは今…どこかで眠ってますよ。それより…。あなたは一人の女性魔導師を稲荷を偽って黒煙術式の札で殺そうしたのですね。」

「なぜ、そのことを知っているんだ…まさか、あいつか?」

望月は動揺していた。すると、或斗が言った。

「いえ、彼女が目を覚ました時に聞いたのですよ。医療班のおかげでね。最初、稲荷さんがやったのではないかと疑っていましたが、容姿・口調・能力からして違っていたとのこと。それに彼がはめている指輪の色で判断したようです。あと、横に結んでいたカラフルな髪の色…。それに彼は黒煙術式を使えるのですが、制限されているので使ってはいませんよ。それはなぜか、上級魔導師が禁止行為の魔法をしようすると、解雇処分になるから。というわけですよ。稲荷さんは真面目だからそんなことをするはずがありません。だから、引退したあなたならできるはずでは???」

「チっ…すべてお見通しということか。だが、ここであきらめたりはしない。月神或斗。お前はここで死んでもらう。」

「死にはしないよ。だって僕は、魔導師ですから!!!!!!!!!」

或斗はそういって空間座標を発動し、望月の周りに張られた。すると、或斗が言った。

「主よ。神に命令…この空に雷雨を降下せし…。雷電術式!」

「ああああああああああああああ!!!…おのれ…。」

或斗は再びにっこり笑って言った。

「言ったでしょ?僕は月の守護神。燈莉の専属護衛だからこれくらい強くならないと、還って怒られますから。…あなたはそこで苦しんでください。残りの敵は…私が殺りますので…」

或斗は残り数百人の敵を一人残らず倒していった。


【現在】-----京都/京都駅(遙&谷崎を率いるB班)

一方其のころ、遙を率いるB班は京都駅周辺に敵と遭遇し死闘を繰り広げられていた。相手の魔力が強すぎて歯が立たない。すると、谷崎が言った。

「このままだと、遙が死んでしまう!ここは引きましょう!!」

「谷崎、てめえは何言ってるんだ。俺はまだ大丈夫だ。敵がうじゃうじゃと市内にうろついたら困る…うっ…」

遙の脇腹に鉄のにおいと生温く感じた。脇腹に敵の武器に刺さっていた。すると、そのまま倒れた。

「遙!!!!!!!!!!…おのれええええええええええ」

谷崎は遙の拳銃を取り出し撃った。が、歯が立たなかった。すると、細雪が発動した。

「お前ら…絶対ここを通さない!!!!!!!!!…うぐっ…」

谷崎もやられた。胸の辺り、一突き刺した。

「谷崎!!!!!!!」

「くっそ…身動きが取れねえ…!!!!!!!!!はぁ…はぁ…もう俺は…どうすることも…俺は、遙のために何もできなかっ…た。」


【過去】------京都/遙と谷崎の契約

今から10年前、遙が当時15歳----遙にとって初めて異能力者との契約が結ばれる年。三条からカードが手渡された。すると、カードから出てきたのは、見た目は如何にもオフェンス向きではない異能力者だった。すると、彼は言った。

「汝、名を告げよ…。我と契約を交わし、其方に力を与えし」

「明堂院遙。俺は大切な家族を守るために戦いたい。だから!!お前との契約を結び、俺に新たな力を!!」

遙は契約の詠唱を唱えた。そして、三条が言った。

「よし!これで契約成立だ。これからも頑張って任務を果たしてくれ。」

最初、戦闘向きではなさそうな彼だったが、ともに行動をするうちに強くなっていた。そんな2人が今…。


【現在】-----京都/京都駅

「遙…。ごめん…俺もうこれしかできないや。びっくりするかもしれないけど、遙。このまま寝てほしい。」

谷崎は立ち上がり、敵に向かって拳銃を撃った。

ーー1時間後

敵が殲滅成功しようやく一息ついた谷崎は倒れた。すると、遙は目が覚めた。

「いててて…。あれ?たにざ…き?谷崎!!!!!谷崎!!!!…お前、血だらけになってるじゃねえか…よく頑張ったな。しばらく休んでくれ。あとは俺一人でやる。みんな、次行くぞ!!立てるか!?」」

「閣下!傷は大丈夫ですか?」

「俺は大丈夫だ!Ⅽ、Ⅾ班と合流するぞ!!!」

遙を率いるB班は京都駅から離れた。


【現在】-----京都/商店街(幸宗&国木田が率いるC班)

一方、幸宗は燈莉が率いるA班と合流するため向かっていたのだった。すると、敵と死闘を繰り広げてる或斗が居た。このままでは危ない。

「もう…これ以上……燈莉に近づき…たくない…」

或斗が、死ぬ覚悟で目を伏せた瞬間、相手の胸に錫杖一突きで刺さっていた。

「大丈夫?といっても怪我してるから大丈夫ではないか。もう、心配いらないよ。ここは僕たちがやるから。」

「幸宗君。すみません。僕としたことが。」

「何故、謝らないといけないのかい?君は一人で頑張ったから、気に病むことないよ。或斗。先に燈莉と合流するんだ。急いで。」

「でも、幸宗君。君は…」

幸宗は或斗に向かって言った。

「僕を侮辱してるのかい?こう見えて僕は准将閣下…すなわち上級魔導師というのを持ってるから。こんな相手…。すぐに処刑に決まってる。だから或斗。先に燈莉の所に行って。早く!!」

或斗は、幸宗に言われてすぐその場で逃げた。すると、望月が言った。

「逃がすか!!!!!」

「そうはさせない!!!!」

幸宗はそういって、胸ポケットから銃を取り出し、撃った。

「ここから先は、立ち入り禁止だ。」


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