シングルマザーな彼女とヘタレな及川君。

すず@審神者はカントクちゃん
@ko3uf

春の出逢い、恋をする

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ーー及川徹。

それが俺の名前、付き合った女の子の数は数知れず。来る者拒まず去る者追わずな俺は初めて恋をした。


あれは高校三年生になり、主将という大役を任された日。気晴らしにコンビニに寄ろうかなといつもは来ないコンビニに入ると前に来たよりも少し配置が変わったぐらいだろうか。迷わず雑誌売り場へ行き、バレー雑誌を手に取りレジへ行くと、透き通った声が俺の耳に入り込む。


「いらっしゃいませ」


ふわりと営業スマイルを浮かべる女性。

ーー宮野と書かれたネームプレートはまだ真新しさを強調する様な白さを放つ。


「合計720円です」


ボケっとしていたせいか、慌てて財布を取り出すと小銭をぶちまけてしまう失態。


「す、すみません」

「いえいえ、720…丁度ですね。レシートは要りますか?」

「あ、お願いします」


ぶちまけた小銭と一緒に手に乗せてくれた時、女性特有の柔らかな手。少しかさついているけれど、何処か安心する様な、そんな不思議な気持ちに囚われる。


「ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております」