御伽草子

🐙海棠緋寄⚔️
@Enph_hiyo12

遊戯

モッツァレラチーズゲーム


ルール:順番にモッツァレラチーズと言い、徐々にテンションを上げて行くゲーム。判定は適当。

(※ふざけて書きました)

【#夢カプがリプで命令された事をやる】のリクエスト。






「…も、モッツァレラチーズ……」


最初に式部が囁くように小さな声で云った。照れているのか、顔は真っ赤に染まっている。


「モッツァレラチーズ…!」


続いての太宰。彼は式部をにやにやと楽しそうに見ながら余裕の表情だ。


「モッッツァレラチーズ!」


顔どころか耳や首まで赤くさせている彼女は舌を巻き、テンションを上げているように太宰に聞かせる。彼は必死な彼女を見て楽しそうに微笑む。


「モッッッツァレェラッチィィーズッ!!」


これまでとは比べ物にならないぐらいにテンションを上げ、どや顔で云う太宰に式部は吹き出し少しの間、肩を震わせ声を我慢しながら笑っていた。

 此れで緊張が解けたのか彼女が笑っている間、まだ顔は赤かったが今までの緊張の色ではなかった。


「Mozzarella Formaggio!!」

「ぶふっ…!」


式部は伊太利語の発音で云う。不意を突かれた太宰は、大きく笑いはじめ、彼女はどや顔を見せる。


「テンション上がってるの?それっ…」


笑いながら腹を抱える太宰は云うが式部的には上がっているらしい。このゲームの判定は適当なので本人が上がっていると思えば良いようだ。

 何より、発音の善さが太宰のツボを捉えたようで、彼は暫く笑って意識が戻ってこなかった。「ひ~っ」と声を上げ、漸く落ち着いたのか、笑いで込み上げた涙を拭うを何やら動き始めた。


「モッツァ、モッツァレーラっ。モッツァ、モッツァレーラっ」

「え、はっ……ちょっ」


太宰は小躍りのように左右にステップを踏みながらモッツアレラを連呼する。最初は肩を震わせて声を震わせて笑っていた式部だが自分の目の前で小躍りしずっとモッツァレラを乞連呼している彼に我慢ならず等々声を上げて笑い始める。


「長いっ…長いってッ…!」


腹を抱え、「あははは!」と笑う彼女を見て、太宰も楽しそうに続ける。


「モッツァ、モッツァレーラっ。モッツァ、モッツァレーラッッ――!」


最後、彼はチーズと云わないまま両手を広げ余韻に浸る。笑っていた式部も唖然とした表情を浮かべたあとに、笑い声を裏返らせながら、


「いや最後まで云ってよっ…!」


二人共、顔を赤くさせ腹を抱えながら笑い始めた。

著作者の他の作品

FGO夢主と銀腕の騎士の夢小説。うちよそ要素ありあり。

うちよそ短編。清原と三九来さん。