「好き」って何ですか?

かえで@今夜nana投稿
@thebravery5060

出会い

____俺、さ。お前のこと、、



「....ぃ、まい!!!」


「ふぇ、ふぁい!?」




お母さんの大きな叫び声。

それで朝が来たことがわかった。



今日から新学期。私、__佐倉 舞 は転校生として新しい学校に行くことになっていた。


友達できるかなぁ...、なんて心配はなくむしろ、勉強について行けるかの方が不安である。



着替えを済ませご飯を食べれば準備は完了。



「じゃあ、いってきまーす!!」



笑顔でそう言い私の足は学校へと向かった。










___________

_______

__


学校につけば先生の指示に従って動く。


教室に入った時も、自己紹介の後にクラスの人達は笑顔で向かい入れてくれた。


ほっと一安心。

席はお決まりの窓側の一番後ろ。



まぁ、寝てもバレなそうだからいいけどさ〜。




授業に関しては進度はそんなに変わらなくて、これまた一安心。



順調に進んでいる新生活に違和感を覚えながらも不安要素が消えるのは助かったのでこれはこれでありかなと思っていた。






否。


昼休み。




事件は起こったのだけれど。





お弁当を食べ終わって時計を見れば余っている時間。



学校を探検してみようかなと立ち上がる。



流石にひとりじゃ迷子になる、なんて考えはない。__え?だって、楽しそうだもん。校内探検。




迷った方が道を覚えるだろう。なんて変な理屈をつけて教室を出る。




「最初どっち行こう...」



右左と分かれている廊下。


んー、、左かな。



直感で左に曲がり向かう。


その後を誰かがつけてたなんて知らなかった。気づかなかった。



























だって、



知らない学校にわくわくしていつもより周りが見えてなかったのだから。





____________キーンコーンカーンコーン



「え!?うそ!?」


思うがままに歩き続けていたら、チャイムの音。



完璧に迷った私は、慌てるしかない。



教室どこだっけ!?てか、ここ何階だったっけ!?



運がいいのか悪いのか周りには誰もいない。

なんでだよ!?!!


あー!あー!どーしよ!?




慌てたって仕方ない。両目を閉じてふぅーと息を吐き一旦落ち着けば、落ち着きを取り戻せる。






「大丈夫。」

「大丈夫?」




ぼそっと呟いた魔法の言葉に被せるように聞こえた男子の声。


声のするほうを見たら隣の席の男子がいた。





「え...ーっと、、」


「大丈夫?そっち教室の方じゃないけど」




そう言えば踵を返してスタスタ歩く男子生徒。




…これ、ついてこいってこと?




半信半疑ながらも後を追う。




「いきなり教室出ていくから何するかと思ったら、迷子になりたかったの?」



追いつき隣に並べば、笑いながらそんなことを聞く男子生徒。




「...あ、いや、その、。」



流石に迷子は恥ずかしくて何とか誤魔化そうとするもうまく言葉が出ない。




ってか、綺麗に笑うなぁ。


思わず見とれてしまった。




「あの、名前は?」


話を変えるために質問。




「名前?...あぁ、言ってなかったっけ?」



きょとんとすれば、また綺麗に笑ってこう言った。




「優馬だよ。優しい馬でゆうま。


よろしくね。舞さん。」



______ドキ




笑う彼の顔と私の名前を呼ぶ声。

瞬間、足が止まってしまった。



「まぁ、わからないことあったら聞いてよ」



そう言った彼は教室の中へ。



気づけば着いていたらしい。






__午後の授業なんか耳に入ってこなかったなんて言えない。