俺を照らす君

悠歌
@mks_k25

始まりは


長かった一ヶ月もすぎ


夏休み期間に入っていた


俺は部活に復活する予定だが


っても公式戦だしなぁ…………


今俺がチームにいる必要が無い


俺は1人後ろの方で試合を眺めていた


先発はもちろん降谷


調子もよく


スタミナの心配を残し6回でマウンドを降りた


次に出てきたのは沢村


……………なんだあいつ


なんで監督はあいつを出したんだよ


沢村の球はボロボロで


あいつ自体も笑わなくて


点数もどんどん縮まっていく


なんだよ


なんなんだよ


俺の知ってるお前は


そんな投げ方も


そんな顔もしねぇーんだよ


気づけば俺は走り出していた


観客席から


ベンチへ


(監督「……………重役出勤か御幸」


ははっ、監督の狙いはこれか


だからわざとあの状態の沢村を出したのか


(監督「ここに来たのは出るためだよな、早くいけ」


アップも合わせもしてないのに


いけという監督は鬼である


(監督「すいません、交代を」


一ヶ月ぶりのマウンド


ボール、グローブ


暑さ


そして、沢村


(沢村「みっ………ゆき先輩」


(御幸「なんだあのヘにゃへにゃ球、3年生に怒られっぞ。気合入れてけ」


(沢村「う、うっす!」


そう、お前には笑顔が似合うよ


この太陽にも負けないぐらいの


眩しい笑顔


(御幸「ナイスボール」


やっぱり俺は


どうしょうもないぐらいに


お前が好きだよ


裏切られたとか


気持ちがなかったとかで


お前への気持ちを諦める理由になんかならない


「ゲームセット!」


そして俺たち青道は


全国トップになった



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