俺を照らす君

悠歌
@mks_k25

始まりは


付き合い始めたはいいものの


部活、部活、部活


プレイべートの時間なんてほぼなかった


それでも沢村は少しでも俺といたいのか


(沢村「お昼食べやしょ!」


空き時間を探してくれた


そんな沢村が可愛くて


愛おしい


俺は幸せ者だよなぁ


(先生「御幸、準備室に行ってとってこい」


くっ、日直の運命ってやつか………


あそこ遠いから嫌いなんだよなぁ


とぼとぼ歩いていけば


聞いたことある声が


「ーーーどうなんだよ、沢村その後はさw」


(沢村「へ?あ、あぁ……まぁまぁかな」


こんな所で内緒の話か?


俺はとっさに隠れた


「まぁこんなに上手くいくは思わないよなぁw」


何がだよ


(沢村「…………そう、だな」


「俺は昔から気に入らなかったんだよ御幸の奴がよぉ」


…………話が掴めない


「だから沢村もう少し"恋人ごっこ"御幸としてくれよ」


………………は?


なん、、だよ


お前には俺に好きって感情無かったのかよ


嘘だったのかよ!


笑顔で俺の名前を呼んでくれたり


好きって言ってくれたのも


全部全部


(御幸「うそ……だったんだな」


(沢村「……………っ御幸先輩」


いつもの俺なら何か策を考えて入っていく


が、今の俺にはそんな考えなかった


目の前の状況が


ただ、ただ信じられなかった


「……………ちっ、なんだよ」


(御幸「いや俺の後輩がさお世話になったみたいでな"お礼"しにきたんだよ」


公式戦?


知らねぇーよそんなこと


俺なんか居なくても


あそこチームは強い


だから今だけは


こいつを殴らせてくれ


静寂に包まれた空間に


一発の殴る音が響く


(御幸「沢村なんか使うんじゃねぇ、直接俺にこい雑魚が。」


そいつが俺になんの恨みを持ってるかなんて知らない


沢村の気持ちを弄んだだけで


理由は十分だ


(沢村「……き!御幸!………っ一也!!!!」


気が済むまで殴ったのか


名前を呼ばれたから気づいたのか


誰かもわからないこいつは


気を失っていた


俺の手もボロボロで


しばらく野球はできないだろう


(御幸「………………今までありがとな、ごっこでも楽しかった、嬉しかった」


(沢村「………っちがっ……」


違わないだろ


お前はこいつに恋人ごっこをやれっていわれ


そのままやってたんだ


だから俺の気が変わらないうちに


早く


(御幸「早くここから離れろ、罰を受けるのは俺だけで十分だ」


そういって制服に血がつかないように


外へ送り出した


(先生「なっ、なんだねこれは!?」


特に言い訳も


理由も説明しなくて


謹慎1ヶ月をくらった


まぁ少ない方だろう


ずっと家で


課題と向き合う毎日


ボールを持てば


グローブを持てば


「御幸先輩!」


お前を思い出すばかり


ははっ……………


思ってたよりも辛いな…………


ここでお別れだ俺の初恋


(御幸「…………栄純………」



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