死にたがりの殺人ロイド

光忠編

「初めまして神様。僕は『 』よろしく」


笑顔はまぁ、まともに出来ただろうか。

真名も伝えたし、神様たちは僕を殺すことが出来るようになった。

あぁ、僕はどのくらい生きていられるかな♪



✝︎✝︎✝︎✝︎✝︎✝︎✝︎✝︎


「大将、新しいお仲間はどうだった?」


「君だよ薬研。受け取り箱に入れといてくれる?この本丸に同じ刀は2本もいらない。」


「そうか…そうだ大将。乱から文が届いてたぜ」


「ありがとう。・・・・・・ふむ。明日帰ってくるそうだよ」


「そうか。極、楽しみだな」


「そうだね」







✝︎✝︎✝︎✝︎✝︎✝︎✝︎


今日もまた生き延びた。

いつ僕に終わりが来るのかな・・・

神様たちを怒らせることをしてもなかなか怒って

殺そうとしない。

何故なんだろう

そう思いながら僕は今日も酒を飲む


「主、何してるんだい?」


あぁ、燭台切光忠。この人は優しい。

その分仲間を傷つけられれば容赦がない



「主?どうかしたかい?」


「んーん、光忠も飲む?」


「いや、いいよ」


「そうか」


静かな時が流れる


「ねぇ、光忠」


「なんだい主?」


「僕は、この手をもう一度赤に染めたい…真っ赤な赤に…」


「主は、変なことを言うね?主の手は綺麗だろう?」


「いや、僕は多くの人間を殺した。まるで殺人鬼だ。笑ってしまうだろう?だけど僕はまたその感覚を味わいたいんだ…あの幸せを…」


「主は、死にたいの?」


「なぜそう思う?」


「『殺して』と目が言ってるんだよ…」


「ハハハッ、面白いことを言う。そうだ光忠、僕を斬ってみろ」


「え?なんで?」


「僕は痛みも死も恐れない。人ではないから…」


「人ではないって…冗談にも程があるよ?主は人間だろう?」


僕は笑った

静かに、まるで作り物の人形のように


「光忠?僕が斬れない?」


「当たり前だろう!!君は女の子だよ!」


「理論上はね、もういいよ。光忠そこから見てなさい」


「主…??主!!!」


ザクッ


あぁ…やはり肉を斬る時の快感は捨てられない…

ほら、僕は人ではないから傷口から出るのは血の色をした紅に染まった水・・・


「光忠、血の匂いに敏感なあなたならわかるだろう?一切血の匂いがしないことを」


「………主、降りて…」


「何故?」


「いいから降りて!!!!!!」


「分かった、そう声を荒らげるな」


光忠はすごい顔で叫んだ。何故?

僕はそこまで弱くもなく、死なぬのに…


「よっと…」


ドサッ


「主・・・」


「何故泣く?お前に涙は似合わない」


「あ、るじ…」


「これこれ…ふふ、役得とはまさにこれだな」


木の枝から飛び降りれば光忠が横抱きでキャッチした

所謂姫抱きだ。

こんな見目の良い男にされたら誰でもときめくだろう。しかも満月のオプション付きだ…w

まぁ、僕はときめかないのだがな…


「主、もうこんな真似しないで…」


「不安にさせたか?もう光忠の前ではせぬよ」


「なら、いいんだ」


「『 』」


「!?どうした急に」


「主、閉じ込めないとどこかに行っちゃいそうなんだもん…お願い僕と来て…」


「ふーむ」


光忠は僕を神隠しするつもりなのだろうが、それは聞けぬ願い。

僕は殺して欲しくて教えたのだから。


「それは聞けぬ願いだ」


「なんで…?」


「僕に魂が存在しないからだよ」


「うそ、だよね」


「僕は心がないから泣けと言われれば泣くし、笑えと言われれば笑う。僕には心が元から無いんだよ、人を愛する心も…」


「そんな…」


「悪いが願いは聞けぬ。僕に心が無いうちは、な」


「でも主、心から笑っている時もあったじゃないか!」


「……」


「光忠、身体も心も元からある訳ではない。そうだろう?」


「どういう意味?」


「よく考えてみよ。さ〜て僕は眠るとするかね〜♪♪」


自室に戻るとき後ろを振り返ればそこには真剣に考える1振りの刀の姿があった。

僕は死ぬことしか望んでいない。もし心をあたえてくれる者がいたらその時また考えるとしよう




✝︎✝︎✝︎✝︎✝︎✝︎✝︎✝︎


「ふぁぁぁ〜、おはよう♪」


「おはよう主!髪ぼさぼさだよ?」


クスクスと笑いながら向かってくる光忠。どうやら眠れたようだな

僕の髪を梳く彼はいつもの光景だ。


「主」


耳元で彼が囁く


「何だ?」


「昨日あれから考えて、僕なりの答えを見つけたよ」


「ほぅ、何だ?」


「主に心を持たせる」


「ふふ、なるほど、光忠らしいな。まぁ、頑張りなさいよ♪」


「もちろん頑張るし、覚悟してね?しつこく攻めるからさ!」


「あぁ…。そうだ、朝ごはんを食べよう」


「わかったよ。手伝ってくれるかい?」


「あぁ、もちろん」







彼女が心を取り戻すのはもう少し先の話、かな?





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