熱情のままに

第二話 狂った夢

……はぁ……また怒らせてしまった…



環くんの不機嫌な姿を思い出すと、

マネージャーとしての自分の未熟さを痛感し落ち込む



理ちゃんの事、仕事の事…

いろんな話をして過ごしていく中で打ち解けて来たと思ってた



……けど、思い上がり……そんなに簡単じゃないよね……


でも……環くん…なんで怒ったんだろ……


あとで、ちゃんと聞かなきゃ……



そんな事を考えながら、

出演した番組のスタッフに挨拶を済ませ、

スタジオを抜けようと裏手へ歩く耳に聞こえてきた声…



……この声は……十さん…でも…まさか……



その声に引き寄せられるように足は歩を進め…



…………あそこから聞こえる……



角に置いてある大きなパネルの向こうから聞こえる声の主を確かめようと、

そぉっと覗く



撫『……!!』



薄暗くはっきりしない視界に目を凝らす

そして浮かび上がる光景に悲鳴あげそうになるのを両手で口を塞ぎ必死に堪える



楽『ッ……ぁ、…り、龍っ……りゅ……っあ…!』


龍『ハァ………あ……楽っ…!……ねえ、もっと奥に…いくよッ………クッ!』



……あれは……十さんと…楽さん…?



楽を壁に押しつける様に抱きしめ、

小刻みに揺れる体の動きは行為そのもので、

抑えつつ甘く囁く声は、

ずっと憧れていた十さんで……



冷静に見極めようとする思考は、

絡まる二人の淫らな口づけに止まってしまった

衝撃に驚き見開いた瞳は、その行為から視線を反らせず、

頭では『見てはいけない見つかる前にこの場を離れなければ…』

そう言っているのに動けない




そんな時、

背後から伸ばされた腕に目隠しをされ、

苛立ち混じりの吐息と共に小さく鋭い声が耳元に響く



環『……みるな!…このまま…行くぞ!』


撫『っ……!』



よく知る声の主に促され、目隠しされたまま連れ出される…



ゆっくりと離れていく二人の声に、

だんだんと意識が覚醒し唇が震え嗚咽が漏れそうになる…



それを察し、寄り添う体に震える手を伸ばしシャツを握りしめ顔を押しつけた……



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