Secret Blue

月影 うさぎ@1/9おでライお疲れ様です
@moonrabbit1827


激しい雨が頬を叩きつける。

遠くで雷が鳴っているのが聴こえる。

そんな中、オレは傘もささずにさ迷い歩いていた。

どこへ行こうとしていたのか、何をしていたのか。

自分でも分からなくなるほど、頭がボーッとしていた。

恐らくここは路地裏。

人一人通らない、狭く暗い場所。

何でこんな所にいるんだっけ?

数時間雨に打たれていたせいか、身体は冷え切っている。

しかし、心なしか顔が熱い。

身体がだるい。


「もう……ダメだ……」


オレはその場にしゃがみ込んだ。



どれくらいそうしていただろうか。

ふと、雨の音が遠くなったことに気づいた。

しかし、雨は止んだ訳ではない。

顔を上げると、誰かがオレに傘をさしているのが分かる。

ジャケットを羽織り、ニット帽を被った人が目の前に立っている。

顔ははっきり見えないが多分男の人。


「ボウヤ、こんな所で何をしている?」


男はオレに問いかける。

しかし、オレは答える気力もなく、気を失った。




1 / 6