君は此処で良かったんだよ。

なーれー
@reinann14

最悪の出来事

ヨコハマに拠点を置く組織────ポートマフィア。

其のマフィアの幹部の一人“中原中也”は首領に呼ばれた為、首領の部屋に向かっていた。




中「いきなり呼び出して・・・・・。首領は一体俺に何の用なんだ?・・・・真逆、重要な任務・・・!?若しくは又、面倒事・・・・?」



俺、中原中也は餓鬼の時からポートマフィアに尽くしてきた。


当たり前の様に任務をこなし、其のお陰さまで幹部にも昇格することが出来た。




そして、今日も俺にとっては普通の日で一日を終える筈だった。











そうだった──────────。









そう──────────────・・・・・・・・・・・・

─────其の筈だったんだ。
















鴎「中原くん。君は今日付けでクビだよ。」









首領の此の一言が無かったら。












中「首領!?何を云っているんですか!?」

思わず声を荒らげてしまった。

鴎「其の通りだよ、君の新しい職場探さないといけないね。」

其れでも、首領は顔色一つ変えなかった。

言葉が出なかった。

何でだ?何でだ?

鴎「あ、探偵社に行けばいいじゃないか。」

中「如何して探偵社なんですか?」

鴎「まぁ良いじゃないか。此方で手配しておこう。行っていいよ中原くん。」

中「ちょっ・・・!!」

鴎「行っていいよと言ってるんだよ。」

俺には判った。其の顔は何時もと違って、笑ってはいたが仕事マフィアの顔だった。

下手に今の首領を刺激したら、処刑されるかもしれない。

中「・・・・!!!・・・・・・分かりました。今までありがとうございました。」

抗議

鴎「うん。じゃあね中原くん。」


パタンッ・・・・・




最悪最悪最悪最悪最悪最悪




何でクビになんかなったんだ??






首領を不機嫌にさせた?

じゃあ何時だ?

俺は首領の機嫌を損ねない様に何時も気を付けてたのに

何故だ?





此れでも、幹部の内の一人だ。

其れに、姐さんが居るから何か有ったら姐さんが何とかしてくれるし・・・・・。






若しかして────────────────────・・・。

俺がもう必要じゃ無くなったからか?






ピルルルルッ





突然、俺のスマホが鳴った。




中「!だっ誰だ・・・?」

慌ててスマホを確認する。

表示画面に現れた名前は─────────────────────





───────太宰。






中「はあああああああ!?」

何で彼奴はこういう時に連絡をしてくる!?

取り敢えず出てみる。


治『やぁ中也!御困りの様だね!』






嗚呼、何で此奴は俺が困ってる時に連絡を寄越してくるんだ。

中「はぁ・・・。」


マジで俺は此奴は嫌いだ。

でも、此奴の声を訊いてほっとした自分がいるのは何でなんだろうか・・・・?








やっぱり、此奴は俺を混乱させる天才だ。