私事ですが。

α.めろんぱん会長
@jionkl12

プロローグ 何一つ変わらない日々、それでいて少しずつ変わっていく季節。

雲一つない青空が今日も広がっていた。


透き通るような心地良い風が夏ももう終わりだと囁いている。


しかし日常なんてまぁつまらないもので、


変わりない毎日がただ淡々と過ぎていく。


17にもなった俺は、いわゆる中二病と呼ばれるものも卒業し、


改めて人生の退屈さを痛感していた。


「クロちゃーん!」


振り返ってみると、そこには中野 亜綺羅(なかの あきら)がいた。


逆立てた黒髪は彼の性格とはあまり似合っていない。


「亜綺羅か・・・ん?そいつは誰だ?」


俺は亜綺羅の後ろにいる女子に気付き、尋ねた。


その子は俺の前に来て口を開いた。


「黒島 和人(くろしま かずと)さん・・・ですよね?」


「そうだが」


亜綺羅が呼んでいたのだからそうに決まっているだろう、


と心の中で呆れつつも、いかにもと言わんばかりに答える。


次に声を発したのは亜綺羅だった。


「ちょっと相談があるらしいよ」


「相談?」


吹きつける風が、何気ない日々の終わりを告げる。


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