双子の神様は、主人公を異世界に連れ去ったようです!?

シロ(アローラの姿)
@siro12117126

プロローグ 少年の記憶

 この町で一番大きなビルの上にストンと降り立った少年は、下に広がる景色を見ながら呟いた。


「ずいぶんこの町も変わったね、ジオ。早く君に会いたいよ……。」


 白い絹の様な髪が月明りに照らされ星のように輝く中、まるで虫の羽音ぐらい小さな声で少年は呟く。

 少年の目の前に広がるのは、横浜の明るい街並み。車が行きかい、人が混雑する普通の街並みを見ながら、少年はため息をつく。


「僕も、君みたいになれたらいいのに……。」


 少年は無数の星が映る夜空を見上げた。

 今日は月が出ていないようだ……。